こんにちは。きらくです。
私は趣味でソロキャンプツーリングを8年ほど続けていて、年間30泊ほどをキャンプ場で過ごしています。
キャンプを始めようとすると揃えなきゃいけない物が多くて、お金も時間もかかってしまいますよね。
寝る為の装備だけでもテント、寝袋、マットは最低限必要になります。
しかも種類が多く、値段も数千円から数万円と幅が広いので迷う方も多いのではないでしょうか?
特に寝袋とマット。
テントはまだ、好みのデザインや快適性などで絞り込みしやすいと思うのですが、寝袋とマットに関しては私自身もとても迷い、何度も失敗してきました。
家のクローゼットには使わなくなった寝袋、マットがたくさん…
海外メーカー品を選んだとしても寝袋とマットは単価がそこそこしますし、使わなくなったモノを片付けるにも場所を取るんですよね。
結局どれを選んでも、夏は暑いし、冬は寒いでしょ?
チェアやテーブル、ランタンだったり他にも買う物あるし、まずは安い物で様子見を…
寝袋とマットは寝る時にしか使わず、自分にしか見えない所ですからね。
なかなかお金を掛けづらい気持ちは私にも分かります。
それでもあえて、モンベルのダウンシュラフ(寝袋)とエアマットをおすすめしたい。
最初から買うには勇気がいる金額ですが、何度も買い替える必要が無くなり、結局毎回使うようになるのでコスパが良くりますよ。
1.モンベルのダウンシュフ(寝袋)とエアマット
一言にモンベルのダウンシュラフ、エアマットと言っても、その中には適応気温やサイズによっていくつもの種類があります。
その中から今回は、実際に私が使用しつづけている2つ、
・シームレスダウンハガー 800 #3
・エアパッド 180
について紹介していきます。
また、詳細は公式サイトのリンクを見てもらえれば分かると思うのですが、商品名からもざっくりと読み取る事ができますので、見方だけ記載しておきますね。
1-1.モンベル ダウンシュラフの種類
私が使用している「シームレスダウンハガー 800 #3」を例に、商品名を分解して種類を見ていきます。
①シームレスダウンハガー
寝袋の中身は、羽毛(ダウン)と化繊(綿や化学繊維)に分けられます。
モンベルの寝袋は
中身がダウンの物を「ダウンハガー」
中身が化繊の物を「バロウバック」
と、商品名で区別できるようになっています。
※頭のシームレスとは表地の素材の事で、
縫い目を無くし、防水性を高めたモデルの事です。
②800
後ろの数字はダウン量(フィルパワー)を表しています。
650、800、900の3つに分かれていて、数字が大きくなるほどダウン量が多くなります。
ダウン量が多くなるほど保温性に優れ、その分価格も高くなります。
③#3
#で始まる数字は、適応可能温度で分けられています。
#0~#3、#5、#7と5つに分けられていて、数字が小さいほど、より低い温度に対応しています。
1-2.モンベル エアマットの種類
次にエアマットです。
こちらも私が実際に使用している「U.L.コンフォートシステム エアパッド 180」を例に、商品名を分解して種類を見ていきます。
①U.L.コンフォートシステム
ULとはウルトラライトの事で軽量・コンパクトながら、快適性(コンフォート)も重視したモンベル独自構造のシステムです。
②エアパッド
商品名からマットの中身が分かるようになっていて、
エアパッド …空気のみ
アルパインパッド…空気とウレタンマット
フォームパッド …空気は入れず、ポリエチレンのマットのみ
と分けられています。
③180
最後の数字は、使用する時のマットの長さを表しています。
90、120、150、180と分かれていて、使用時には記載されたcmの長さがあります。
軽量化を突き詰めていくとマットの長さは、肩から腰辺りまでカバーできれば寝るのに問題無いそうなのですが、寝心地は足まであった方が良いと私は感じました。
(腰までの長さも試したところ、確かに眠る事はできましたが…)
2.寝袋は「モンベル シームレスダウンハガー800 #3」がおすすめ
数あるモンベルの寝袋の中で、私がおすすめするのはシームレスダウンハガー800 #3です。
登山や雪中キャンプをするようなシュチュエーションでは、ちょっと辛いかも知れませんが、私のようにバイクや徒歩でキャンプに行く人にとっては最適かなと。
カバーできる季節が長いのでコスパが良く、収納サイズや重量のバランスが丁度良いんですよね。
ここからはスペックやおすすめの理由をもう少し掘り下げてお話していきます。
2-1.モンベル シームレスダウンハガー800 #3のスペック
素材 | 表地:10デニール・バリスティック エアライトナイロン・タフタ(撥水加工) 中綿:800FP EXダウン |
総重量 | 555g |
収納サイズ | 直径13cm × 長さ26cm |
適応身長 | 183cmまで |
適応温度 | 快適温度 4℃ 使用可能温度 -1℃ |
カラー | ・ブルーグリーン ・レッド |
その他 | ・長期保管用の専用ストリージバッグ付き ・右ジッパー・左ジッパーそれぞれのモデルあり |
2-2.モンベル シームレスダウンハガー800 #3がおすすめの理由
2-2-1.収納サイズが軽量でコンパクト
おすすめの理由1つ目は、収納サイズが軽量・コンパクトな点です。
寒い時期でも使えるように考えると寝袋も大きくなり、収納サイズはテントの次くらいに大きくなります。
オートキャンプであれば持ち運びも大丈夫だとは思いますが、私のようにバイクや徒歩でキャンプをする人にとっては、収納サイズが嵩張る寝袋は持ち運びが大変です。
収納サイズが大きいと家で片付けるにも場所を取りますし、何より毎回出して準備して、帰ってきたら片付けて、というのが大きければ大きいほど億劫になってしまうんですよね…
その点、ダウンハガー800 #3なら収納サイズは直径13cm × 長さ26cm。
重さも555gと軽量コンパクト。
収納方法もスタッフバッグにグチャグチャに突っ込んで、スタッフバッグに付いているドローコードを絞るだけなので本当に簡単なんです。
この、準備や持ち運び、収納のハードルを下げる事の重要性は長く続けるほどに実感できます。
小さなストレスを排除していく事が、キャンプを気軽に長く楽しんでいける秘訣の1つでもあるんですよね。
2-2-2.適応している気温の範囲がソロキャンプに丁度良い
おすすめしたい理由2つ目は、適応している気温がキャンプシーンに丁度良い点です。
スペックでも記載しましたが、ダウンハガー800 #3の適応気温は
快適温度 4℃
使用可能温度 -1℃
となっています。
ただし、この気温は登山などで防寒着を着込んだ状態で寝袋に入る事を想定されています。
キャンプシーンだと登山のように防寒着のレイヤリング、素材などはそこまでシビアに考えず、普段の私服から防寒着を使用する事が多いですよね。
なのでキャンプの場合は、記載温度にプラス5℃くらいで考えれば良いと言われています。
私の体感でも概ね当てはまるのですが、私は寒がりでは無い方なので、普段から寒がりな方はプラス10℃前後で考えるのが良いかと思います。
それを踏まえて考えると、気温9~14℃くらいが使用可能な温度という事になるんですがこの範囲、キャンプ場の気温と重なる期間が長く、使える期間が長いんですよね。
というのも、キャンプで快適に過ごせる外気温って大体15~20℃前後くらいと言われていて、私の体感でも外でご飯食べたりお酒飲んだり、焚き火が楽しくできる気温はそれくらいかなぁ、と。
もちろん一桁や氷点下になるような気温では凍えてしまうわけですが、一桁台の気温に対応するには厳冬期用の寝袋が必要になり、大きさ重さも大きくなります。
また、厳冬期用の寝袋は本当に冬用なので、春や秋には使い辛いんですよね…
そこで3シーズン、一番長い期間使い続けられるダウンハガー800 #3がコスパも良くておすすめなんです。
因みにシュラフカバーやインナーシュラフなんかで検索してもらうと色んな商品が出てくると思いますが、これらをうまく掛け合わせる事で私はダウンハガー800 #3でも、-3℃までは寝る事ができましたよ。
2-2-3.肌触りが気持ち良い
おすすめ理由3つ目は、素材の肌触りからくる寝心地の良さです。
生地がサラサラで肌触りが良くて、ダウンが膨らむとフワフワと包み込まれるような安心感があります。
適度にストレッチもきいているので窮屈感は無く、中で寝返りも問題ありません。
美味しいご飯を食べて、焚き火の優しい灯りに癒されて、このサラサラでフワフワな寝袋に包まれて眠る。
私は初めてこの寝袋で寝た時、本気で家と間違えたくらいです(^^;)
朝方目覚めた時に「あ、家じゃない…」ってなるんですよね(笑)
肌触りや適度なストレッチだったり、寝袋の性能としては大きな役割ではないと思うのですが、こうした小さな幸福感の積み重ねが、キャンプ自体の満足度にも繋がっていると感じています。
3.エアマットは「モンベル エアパッド180」がおすすめ
続いては寝袋と合わせて使うマットについて紹介します。
私がおすすめするマットは、同じくモンベルのエアパッド180です。
モンベルのマットは大きく3種類に分けられているとお話しましたが、
私が実際に試してみて感じた、それぞれのメリットは、
エアパッド …収納サイズが一番小さくなる
アルパインパッド…マットレスのようで一番寝心地が良い
フォームパッド …空気を入れる・抜く動作が不要で、穴が空く心配が無い
という点かなと思います。
それぞれ異なるメリットがあるのですが、結局一番使用頻度が多いのがエアパッド180なんですよね。
私自身「なぜこれの出番が一番多いんだろう?」と掘り下げて考えてみましたので、良ければ参考にしてみてください。
因みに中身が空気だけのエアマットって膨らませるのが大変なイメージがあるかも知れませんが、ポンプバックという物を使うと疲れず簡単に空気を入れられますよ。
マット内に呼気から出る湿気も入り辛いので、合わせて使用するのがおすすめです。
3-1.モンベル エアパッド180のスペック
素材 | 30デニール・ポリエステル・リップストップ |
総重量 | 514g |
収納サイズ | 直径11cm × 長さ20cm |
使用サイズ | 長さ180cm × 幅50cm × 厚さ7cm |
カラー | ブルー |
R値(断熱性) | 1.4 |
その他 | ・リペアキット付き |
3-2.モンベル エアパッド180がおすすめの理由
3-2-1.収納サイズが軽量・コンパクト
おすすめ理由の1つ目は収納サイズが軽量、コンパクトであるという事です。
エアマットは寝袋ほど嵩張る物ではないのですが、直径11cm・長さ20cmくらいのサイズ感であれば、他の荷物の隙間に収納できてしまいます。
キャンプに行くなら他にもテーブルやチェア、ランタンなんかも持っていきたいじゃないですか?
ただ、こうしたギアって収納した時の形に融通が利かないので、バッグに詰めた時に結構隙間ができちゃうんですよね。
そうした隙間にスッと潜り込ませる事ができるので、荷物のパッキングがとてもやり易いんです。
また、寒い時期やキャンプサイトが岩場なんかの時、私はエアパッドとは別にフォームパッドも持って行っています。
フォームパッドの上にエアパッドを敷く事で断熱性が高くなり、地面の凸凹も感じなくなるんです。
こうやってマット2種類を持って行くようなシュチュエーションでも、隙間に収納できちゃうエアパッドはおすすめです。
3-2-2.地面の凹凸を感じる事がなく、寝心地が良い
おすすめ理由の2つ目は、マットの役目である寝心地が良い点です。
収納サイズはコンパクトなんですが、膨らませると厚さは7cmになります。
これだけの厚さがあれば、寝返りをうっても体のどこかが地面に触れるなんて事はありません。
また、モンベルのエアパッドの特徴として、マットが横にチューブ状に仕切られた、ボックス構造になっています。
これは保温性を高める為に改良された構造なんですが、マットの背中に当たる面の凹凸が引くくなり、フラットな寝心地になるんですよね。
このマットを使うようになってから、朝起きてテントから出た時「身体が固まったぁ…」という感覚が無くなり、私はずっと愛用しています。
3-2-3.エアマットなのに意外と丈夫
おすすめ理由の3つ目は、エアマットとしてかなり丈夫な点です。
エアマットで心配な点はパンクしてしまう事、ですよね。
私も色んなエアマットを試してきましたが、時にはパンクしてしまい夜中に何度も空気を入れなおすハメになったことも…
パンクと聞くと大きな穴が空くイメージかと思うのですが、鋭利な物で引っかいたりしてしまわない限り、普通に使用している分には大きな穴は空きません。
使用していく内に劣化や小石なんかで肉眼では見えないような小さな穴が空いてしまい、最初膨らませた時は大丈夫そうでも、寝ている間にだんだんと萎んでいくんです…
モンベルのエアパッド180はかれこれ3年近く使い続けているのですが、今のところ穴が空いて少しずつ萎んでいく、という状態にはなっていません。
色んなマットを試したと言いましたが、海外メーカーの安いマットとかだと、本当に2~3回使っただけで穴が空いてしまったりします。
そう考えると同じ使い方をしていて3年近く使い続けられているモンベルのエアパッドは、耐久性が高いと言えるんじゃないかと思います。
まとめ.キャンプを快適に楽しく過ごせるかどうかは、寝袋とマットが超重要。
いかがでしたでしょうか。
私が実際に長年使ってきておすすめしたいと思った、モンベルの寝袋とエアマットを紹介してみました。
おしゃれなテントや可愛いランタンなどとは違って、あまりキャンプ中は目立たない存在の寝袋とエアマット。
しかし、快適に眠れるかどうかは、キャンプ自体を楽しめるかどうかにも直結してきます。
これは私の経験談になるのですが、寝袋やマットって、ランタンやクッカーなんかの小物に比べて、なかなか買い替え辛いんじゃないかと思うんですよね。
寝袋とマットは最初に安心できる良いもので揃えてしまってから、細々としたギアを色々試していってはいかがでしょうか?
最後まで読んで下さりありがとうございました。
この記事がキャンプ道具選びの、少しでも参考になれば嬉しいです(^^)
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