こんにちは。きらくです。
私は趣味でソロキャンプツーリングを8年ほど続けていて、年間30泊ほどはキャンプ場で過ごしています。
特に秋~冬にかけての寒くなり出した頃は、焚き火の暖かさが心地よく、虫もいないので個人的にはキャンプのベストシーズンです。
ただ、車移動と違って、バイクは積載できるキャンプ道具も限られますし、もしもの時に逃げ込める場所がないので不安に感じる事も多いですよね。
私自身、キャンプを始めた頃は何度か寒くて寝れない夜を経験しましたね…
そんな私が今では冬のキャンプツーリングを楽しく過ごす事ができているのは、冬キャンプの寒さ対策「防風」と「断熱」を重視できるようになったから。
寒さ対策というと暖房器具を持参したり、高価なアウトドア装備で身を固めるなど「暖める事」を考える人が多いのではないでしょうか?
勿論これらも寒さ対策としては正解なのですが、私の場合は「保温する事」を重視しています。
つまりは「冷気を防ぎ、自分の体温を逃がさないようにする」という事です。
この方法であれば追加で暖房器具を持つ必要も、高価な装備も必要ありません。
そこで今回は私自身が冬のキャンプツーリングで実践している、「保温を意識した寒さ対策」についてご紹介します。
流石にバイク移動で雪中キャンプは厳しいかも知れませんが、気温0℃前後であれば私は問題無くソロキャンプツーリングを楽しめていますよ(^^)
冬キャンプも工夫次第で暖房設備は不要になる
では実際に私が暖房装備無しで冬キャンプを楽しんでいる、寒さ対策についてお話していきます。
テントの外で過ごす時と、テントの中で過ごす時(主に寝る時)の寒さ対策なのですが、基本的な考え方はどちらも同じで「いかに冷気を遮断して、体温の保温をするか」を意識しています。
ベースになっている考え方は、登山などでは馴染み深い「レイヤリング」という考え方です。
登山のように過酷な環境でなくても、このレイヤリングという考え方は
- キャンプ
- バイクや自転車に乗る時
- 通勤、通学などの日常生活
にも取り入れる事ができますので、是非覚えておいて下さいね。
因みに私はこのレイヤリングを意識するようになってから、冬用のダウンジャケットや厚手のコートは必要なくなりました。
アウトドア用のウェアで揃えようとすると高価な物が多いですが、日常生活用であればユニクロやGUでも簡単に揃える事ができますよ(^^)
テントの外で過ごす時の寒さ対策:レイヤリングとブランケット
ではまず「テントの外で過ごす時」の寒さ対策です。
①服装はレイヤリングを意識する(ベースレイヤーはヒートテックでもOK)

1つ目は服装ですが、これはレイヤリングを基本に考えます。
- マウンテンパーカーなどの、防風素材のアウターレイヤー。
- ダウンジャケットなどのミドルレイヤー。
ベースレイヤー(肌着)については、登山は運動量が多いので速乾性の物が推奨されていますが、キャンプではそんなに汗をかくような場面は無いので、ヒートテックで十分かと思います。
ポイントとしては荷物の積み下ろし時やテント設営時、薪割りなんかをする時はアウターは脱ぐ事、ですね。
人って自分で感じている以上に汗をかいていて、冬キャンプといえども体を動かしていると、じんわりと汗をかいています。
冬キャンプでは冷たい風に晒される事になるので、この自分でも気付かないような汗が、後々体温を奪っていくんですよね。(登山などではこれを”汗冷え”と言います)
なので、少なくともテント設営と薪割りの時はアウターを脱ぐ事をおすすめします。
②フリース素材のブランケットを用意する
寒さ対策2つ目は、フリース素材のブランケットを用意する事です。
厚さは薄手の物で大丈夫で、大きさも 80cm × 120cm 程度のサイズの物があれば十分かと思います。
注意点としては、ブランケットで検索すると化学繊維の物が多く出てくると思うので「フリース素材」や「難燃素材」と記載された物にして下さい。
冬キャンプでは焚き火もセットでやる事になると思うのですが、化学繊維は火の粉に弱くよく燃える性質があるので、フリースや難燃素材などの「焦げはするけど燃え拡がらない素材」を選んでくださいね。

このブランケット、薄手の物であったとしても暖かさを保つ高価は絶大で、私はテントの外で過ごす時は、このブランケットをポンチョのようにずっと羽織っています。
長時間外でチェアに座っていると肩に冷気が下りてくるような冷えを感じたり、顔や手に吹き付ける風で寒さを感じたりするのですが、薄手のブランケット1枚を羽織るだけでこれらが改善されます。
また、アウターの防風素材は化学繊維の物が多いので、火の粉からアウターを守ってくれる役割もあります。
個人的に嬉しいポイントとしては、チェアに座っている時に、お尻回りの冷気も軽減してくれる事ですね。
キャンプ用のチェアって背中やお尻回りがメッシュ生地の物が多いのですが、これが冬キャンプの時冷たい風が抜けて寒いんですよ…
ブランケットを肩から羽織り、裾をお尻に敷いて座れば冷気を遮断してくれて、肌触りも良くなるので快適度合がぐっと上がります。
薄手のブランケット1枚であれば、そんなに荷物にもなりませんので、冬キャンプでは是非1つ用意する事をおすすめします。
テントの中で過ごす時の寒さ対策:寝る時、本当に怖いのは底冷え
つづいてはテントの中で過ごす時、基本的には「寝る時の寒さ対策」です。
これも考え方は同で冷気を防ぎ(防風)、保温する事(断熱)を考えます。
「寒くて寝られなかった」というのは、冬キャンプをやっていって一番辛い事なのでチェックしておいてくださいね。
①インナーテントがフルメッシュの物は避ける
テント内の寒さ対策1つ目、防風についてです。
本当に良いのはスカート付きなどの冬用として販売されているテントなんですが、冬だけしか使わないテントを買い足すのは大変ですよね。
私自身も3シーズン(春・夏・秋用)のテントを使い続けています。
3シーズンテントは夏場での使用も考慮されているので通気性が良く、フライシートをきっちし閉めたとしても冬キャンプでは冷気が侵入してしまいます。
これが冬キャンプだと中々に寒くて、閉め切っていても風の流れが感じられるほど…
そこでテントの中でも、防風のやり方が大切になってきます。

ベストなのは山岳テントなどで見られる、インナーテントが二重になっていてメッシュとフルクローズの切り替える事ができる物なのですが、高価な物が多いですね。
価格を抑えた3シーズンテントとなっている物の多くは、インナーテントがフルメッシュかハーフメッシュではないでしょうか。
この場合はせめてハーフメッシュの物をおすすめします。
インナーテントがフルメッシュの物は、フライシートの隙間から入ってきた冷気に直接晒されつづける事になってしまうので、実際の気温よりも体感温度が低く感じるんです。
特に顔に冷たい風が当たっていると、中々寝付けず辛い思いをする事も…
ハーフメッシュの物であれば風の流れは感じるものの、冷たい風が直接吹きつける感覚は軽減されますので、次で紹介するシュラフカバーを活用すれば冷気を感じ辛くなりますよ。
(私が実際に冬キャンプで寝ているのが、このやり方です)
②シュラフカバーでも冷気を遮断し、保温性を高める

テント内の寒さ対策2つ目が、シュラフカバーを使用する事です。
寒さの感じ方は人それぞれですが、私は冬キャンプでも3シーズンシュラフ(最低適応温度が0℃前後)で寝ています。
1つ前にお話したインナーテントも
- フルクローズタイプ
- ハーフメッシュタイプ
- フルメッシュタイプ
の3つで試しているのですが、シュラフは3シーズンシュラフで問題ありませんでした。
これができているのは、このシュラフカバーのおかげなんです。
シュラフカバーは、水に弱いシュラフを守る為の防水用に利用される事が多いと思うのですが、「防水であるという事は、防風でもあるという事」。
防風素材が外側にあるという事は、服装と同じでレイヤリングが使えるんです。
この方法であれば冬用の大きなシュラフを買い足す必要も無く、道具もコンパクトに収納できるのでほんとにおすすめです。
③インナーシートとマットで、地面から熱を奪われる事(底冷え)を防ぐ
テント内での寒さ対策3つ目は、底冷えの防ぎ方です。
テント内の寒さ対策というと、ストーブなどの暖房やシュラフの適応温度に目がいきがちでは無いでしょうか?
どちらも暖かく過ごす為には必要なのですが、私がまず考えて貰いたいと思う点は「底冷えを防ぐ事」です。
底冷えとは地面から熱が放出されて冷える現象、放射冷却の事です。
テント内で直接座った時、地面に触れている箇所を冷たく感じますよね?
この冷えが体温自体を下げていってしまうので、最悪の場合は低体温症へ繋がってしまう危険もあるんです。
そこで対策して欲しい点が、地面からの冷気を遮断する事。
具体的には自分の体と地面の間に空気の層を作り、体温を奪われないよう断熱する事です。
私が冬キャンプで最低限、やっている事は下記の2点。
これらは冬キャンプをする際は本当に重視して欲しい箇所なので、それぞれもう少しだけ詳しくお話させて下さい。
シュラフの適応温度よりも、マットのR値を重視する事
シュラフに比べて、マットってあまり調べず購入している人が多いのではないでしょうか?
よく見る銀マットなどであればホームセンターなどでも売っていますし、今はネットでも安いエアーマットが売っていたりしますもんね。
「とりあえずマットはこれでいいか…」と選んだ人もいるのではないかなと思います。
夏場などのキャンプであればそれでも問題ないのですが、寒さ対策を考える時はマットの性能にこそ目を向けて欲しいと考えています。

キャンプ用のマットにはR値というものが設定されていて、このR値とは地面との断熱値の事を指しています。
一部の海外製のマットにはR値が記載されていない物もありますが、冬キャンプで使用する予定であれば、できればR値もちゃんと記載された物を購入されるのがおすすめです。
このマットのR値についてお話すると長くなってしまうので、結論を言うと「最低気温が0℃前後の環境でキャンプをする場合、R値が3~4程度の物が推奨」されています。
そしてこのR値は、重ねる事で足し算していく事ができるんですよね。
銀マットを2枚重ねて使用したり、銀マットの上にエアマットを重ねる事でR値は高くなるわけです。
R値が地面との断熱値と考えると、体と地面の間の層が大きければ大きいほど断熱できるという事はイメージし易いのではないでしょうか。
R値3~4をマットのみで補おうとするとマット自体の価格も高くなってきますし、物によっては夏場は暑くて使用できないなんて物もあります。
そこでおすすめしたいのが、次で紹介するインナーシートです。
テント内ではインナーシートを敷く事
テントの下にグランドシートを敷く人は多くても、インナーシートを使用している人って実は少ないのではないでしょうか?
私自身も最初は使用していなかったのですが、冬キャンプで使用してみると快適度が全然違い、それ以来は手放せない装備になっています。
私がインナーシートを使用している理由は
R値の事は、マットのところでお話しましたよね。
マットを重ねる事でR値は足し算する事ができるので、極端な話をすると銀マットのようにR値が低い物でも、何枚も重ねれば冬キャンプでのR値を補えるんです。
個人的に寝る時以外でも役に立っているなと感じる点は、マットの外に手や足をついた際に、地面のゴツゴツ感や冷気が伝わらない事ですね。
何気ない事ですが、こうした小さなストレスを解消できるかどうかが、キャンプ全体の快適度合に影響してくると感じています。
また、テント内でコーヒーやお菓子をこぼしてしまっても、テント自体が汚れずに済むというのも有難いポイントです。
テントは洗う事ができませんが、インナーシートであれば洗濯可能な物もありますし、最悪買い替えるとなった場合でも、テントよりも格段に安く済みます。
お気に入りのテントを汚してしまい、キャンプの楽しい気分が台無し…
なんて事は避けたいですからね。
シート1つでそんな心配が無くなるのであれば、導入しない手は無いんじゃないかなと思っています。
私が実際に使用している冬キャンプ装備(0℃前後対応)

ここらは私が実際に冬キャンプで使用している装備をご紹介します。
寒さの感じ方は人それぞれなので一概にこれが正解とは言えませんが、私はこの装備で0℃前後の環境であれば問題無く過ごす事ができていますので参考にしてみてくださいね。
まずはテント内に入れている、主に寝る時の装備です。
これまでお話してきた内容を踏まえて、自分なりに何度も装備を入れ替えては試してこのセットに落ち着きました。
実際に8年ほどソロキャンプを経験して試行錯誤した装備なので、ある程度の気候はこのセットでカバーできていると感じています。
- シュラフ…mont-bell シームレスダウンハガー800 #3
使用可能下限温度 -1℃のダウンシュラフです。
モンベルのシュラフの中でトータルバランスを重視したモデルなので、収納サイズ・重さ・適応温
度のバランスが良く気に入っています。 - エアマット…mont-bell U.L.コンフォートシステム エアパッド180
マットも同じくモンベルの物を使用していて、こちらも収納サイズ・重さ・寝心地のバランスが良く気に入っています。
R値は1.4と高くはありませんが、後から紹介するシュラフカバーやインナーシートを併用する事で、冬キャンプでも寝る事ができています。
※シュラフとマットについては別記事でもレビューしているので、良ければ参考にしてみて下さい。
- インナーシュラフ…SeaToSummit サーモライトリアクター コンパクトプラス
シュラフの中に入れて使用するインナーシュラフは、SeaToSummitの物を使用しています。
ヒートテックのような素材で、スペック上は保温性能を11℃向上させる、という物です。
正直11℃の保温力アップは実感できていないのですが、確かに無いよりは暖かく、肌触りも良いので気に入っています。
寝汗などで、洗濯し辛いシュラフを汚さずに済む、というのも嬉しいポイントですね。 - シュラフカバー…SOL エスケープヴィヴィ O.D
防風用にSOLのシュラフカバーを使用しています。
シュラフカバーは数多くありますが、SOLの物は「内側にアルミが蒸着加工が施されおり、体温の70%を反射保持してくれる」という事で選びました。
実際に使用すると冷気を遮断してくれて、暖かさが籠っているのが体感できてるほど。
難点としては、ちょっと結露が出やすいという点かな…
今使っている物がダメになっても、また同じ物を買おうと思えるお気に入りです。 - インナーシート…100均 アルミシート
テント内に敷くインナーシートは、100均のアルミシートを使用しています。
本来は部屋のカーペットの下に敷いたりする為の物で、ペラペラのシートなんですが有るのと無いのとでは大違い。
エマージェンシーシートのようにガサガサした感じもなく、畳めば軽く収納サイズもコンパクトなので気に入っています。
100均なので汚れたり、破れた時に買い替え易いのも有難いですね。
とはいえ見た目以上に丈夫なようで、もう5年ほど使い続けています(笑)
まとめ:ポイントを抑えれば、冬キャンプの寒さ対策は誰にでもできる!
いかがでしたでしょうか。
今回は私が8年ほどのキャンプ経験を経て実践している、冬キャンプでの寒さ対策についてご紹介しました。
簡単にですが本記事をまとめてみます。
冬は湿気が少なく虫もいない。夜には星空が美しい、最高のキャンプシーズン。
バイクで行くとなると特に、最初は不安になる事もあると思いますが、しっかり対策ができていれば少ない荷物でも快適に冬キャンプを過ごす事ができます。
冬キャンプをやってみたいけど、具体的にどう対策すれば良いか分からない…
この記事が、そんな悩みの解決に少しでも役に立てれば嬉しいです(^^)
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