【レビュー】コンパクトな二次燃焼焚き火台 「ConfireCone パイロマスター2」

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パイロマスターとバタフライソー MotoCamping

軽量・コンパクトな焚き火台を探している。
ウッドストーブって使い勝手はどうなの?

そんな悩みを持つソロキャンパーの皆様へ

きらく
きらく

こんにちは!
ソロキャンプ歴9年目。焚き火に照らされたバイクを眺めている時間が最高の癒し、きらくです。

今回新しくConiferCone(コニファーコーン)の小型焚き火台、パイロマスター2を使ってみて、使い勝手がソロキャンプに最適だと感じたので紹介していきます。

組み立て不要なので、設営撤収がホントに簡単。

燃焼効率が良く、拾った小枝などで簡単に焚き火が楽しめるので、ゆっくりする時間を大切にしたいソロキャンプにおすすめですよ。

ConiferCone(コニファーコーン)とは

ConiferCone(コニファーコーン)とは、田中文金属(株)が2011年から新たに手掛けたブランド。
そう、この焚き火台は日本製なんです。

1919年創業の田中文金属(株)は、ConiferConeのブランド立ち上げ以前から、金属プレスを中心とした製品企画・製造などモノづくりに取り組んでこられた会社です。

そんなモノづくりの会社から生まれた、コンパクトで、しかも二次燃焼機構を備えた焚き火台。

最初はアウトドア用品店で何気なく手に取ったんですが、調べるほどに興味がわいてきて、気が付いた時には購入してしまっていました(笑)

パイロマスター2のスペック

収納時サイズ幅:123mm 奥行き: 22mm  高さ:158mm
使用時サイズ幅:130mm 奥行き:110mm  高さ:158mm
本体重量490g
素材ステンレス

パイロマスター2は名前の通り2代目、パイロマスターの改良版です。

私は1の方を使った事が無いのですが、
2になってからの改良点は、以下の通り。

  • 開口部がリデザインされて、燃料が追加し易くなった
  • 底板とヒンジ部分が補強されて、耐久性が上がった

より使い易く、より丈夫になるように改良していく。
こういうところにも、日本のモノづくりの精神が発揮されていますよね。

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ConiferCone パイロマスター2の使い方

使い方はいたって簡単。
灰トレー以外は全てのパーツが繋がっているので、広げるだけで展開完了です。

後は灰トレーを底部の切れ込みに差し込むだけなので、の日初めて組み立ててみたんですが、1分もかからず組み立てできてしまいました。

収納する際はこの逆手順で、灰トレーを抜き出し、ヒンジに沿って畳めば完了です。

ソロキャンプに行くと、キャンプ場に到着してからはテントや他の道具の展開で忙しいですし、撤収時にも道具の片付けやゴミの始末なんかでバタバタしがちですよね。

ConiferConeのウッドストーブは展開・収納が本当に簡単で手軽に焚き火を始める事ができるので、何かと忙しいソロキャンプでは嬉しいポイントなんです(^^)

私はこの日、3時間ほど焚き火をしていたんですが、特に歪みなどは発生しておらず、元通りに収納する事ができましたよ。

ConiferCone パイロマスター2の良い点

ここからは実際に使ってみて感じた、良かった点をお話していきます。

①軽量・コンパクトなので収納場所を選ばない

ConiferConeのウッドストーブが良かった点、1つ目は「軽量・コンパクトなので持ち運びが簡単」という事です。

収納サイズは単行本程度の大きさなので、キャンプ道具をカバンに詰め込む際、隙間に収納する事ができてしまいます。
また、重量も490gと軽量なので、重さや収納場所を気にするストレスが全く無いんです。

私はキャンプ場を転々と連泊しながらツーリングに出掛ける事があるのですが、日によっては焚き火せずに過ごす事もあります。

そんな時でも軽量・コンパクトな焚き火台であれば、
「焚き火するかは分からないけど、とりあえず持って行っておく」
という事ができるので、重宝するんですよね。

荷物の持ち運びに制約があるキャンプツーリングやバックパックキャンプ、徒歩キャンプなどには特におすすめの焚き火台ですよ(^^)

②展開・収納が簡単なので、手軽に焚き火を楽しめる

ConiferConeのウッドストーブが良かった点、2つ目は「手軽に焚き火を楽しめる」という事です。

焚き火をしようとすると、準備が大変だったりしませんか?
特に軽量・コンパクトの焚き火台を探すと、その殆どが組み立て式ですよね。

設営時は楽しく準備できるのですが、問題は収納時。
組み立て式の焚き火台は収納する際、煤塗れになった焚き火台を分解する必要があるので、手や服、他の道具に汚れが付くなど結構手間がかかるんですよね…

使い方でもお話しましたが、ConiferConeのウッドストーブは展開・収納がそれぞれ1分かからずできてしまいます。

「キャンプ場についたらさっと設営を終わらせて、あとはのんびりしたい。」
「帰り支度は手間暇かけず、さっさと済ませたい。」

ほぼワンタッチで展開・収納ができるパイロマスター2は、なるべく準備・片付けに気を使いたくないソロキャンプにうってつけなんです(^^)

③二次燃焼方式のおかげで、燃料効率が良い

ConiferConeのウッドストーブが良かった点、3つ目は「二次燃焼方式の火力がすごい」という事です。

ConiferConeのパイロマスター2には、2つの壁面に二次燃焼方式の機構が備わっているので、他のウッドストーブに比べて燃焼効率がとても良いんです。

ちなみに、二次燃焼方式ってご存じですか?

実際に燃料・木などが燃えている部分が、一次燃焼。
この一次燃焼で発生した可燃性ガスに温かい空気を送り、再度燃焼させるやり方を二次燃焼方式といいます。

二次燃焼方式では、一次燃焼で燃え切らなかった可燃性ガスを利用する事で、同じ燃料でも、より効率的に火力を得る事ができる。
つまりは薪や枝の量が少なくて済むんです。

キャンプ場で薪を買っても良いのですが、そこそこ良いお値段がすることも…(^^;)
かといって事前に薪を買って持ち運ぶ事は、バイクや徒歩のソロキャンプではなかなか大変ですよね。

ConiferConeのウッドストーブはキャンプ場に落ちている枝でも十分な火力を発揮してくれるので、大荷物を持てないソロキャンパーにおすすめなんです。

また、二次燃焼方式は煙が少なく、火の粉が出にくいといったメリットもあります。

「煙で目が痛い…」
「お気に入りの服に火の粉で穴が…」
こうした心配が少ないという事も、安心して焚き火を楽しむためには嬉しいポイントですよね(^^)

④五徳が無段階調整できるので、クッカーが安定して使える

ConiferConeのウッドストーブが良かった点、4つ目は「コンパクトな焚き火台なのに安心して調理に使える」という事です。

3つの壁面上に取り付けられているステンレス棒が五徳の役割を担っているのですが、1つは無段階で広げる事が可能になっています。

この機構のおかげで、底面が小さなシェラカップやマグカップから、底面が大きな2リットルの鍋まで、クッカーのサイズに関係なく安定して調理ができるんです。

大きな焚き火台なら気にする必要はないのですが、小さなウッドストーブだとクッカーを安定して置けるようにするためには、別途ロストルなどの網を容易する必要があるんですよね…

ConiferConeのウッドストーブなら、ロストルが不要で様々なサイズのクッカーを置く事ができるので、荷物を減らす上でも役立ってくれています(^^)

また、稼働式のステンレス棒が付いた壁面には、上部に開口部が設けられており、クッカーを置いたまま小枝などの燃料追加も可能なので、焚き火調理に便利ですよ。

ConiferCone パイロマスター2のいまいちな点

私の使い方にはとても合っている焚き火台で気に入っているのですが、実際に使ってみて、少し気になった点もありましたのでお話していきます。

①大きな薪がそのままでは入らない

ConiferConeのウッドストーブが気になった点、1つ目は「購入した薪は、そのままでは入らない」という事です。

サイズから想像はつくかと思いますが、ホームセンターやキャンプ場などで売られている薪は、そのままでは入りません。

1本くらいなら突っ込む事は可能なのですが、販売されている薪は長さが30cm前後のものが多く、そのまま差し込むと半分くらいが飛び出てしまいます

そのままでも使えなくは無かったのですが、買った状態の太さだと、焚き火内が窮屈になってしまい、中々火が付かなかったり、炎が出ても途中で消えてしまうんですよね(^^;)

市販の薪で焚き火をされる方は、長さを短くする為のノコギリと、割る為のナイフや斧と合わせて使用する方が良いですね。

因みに私のように、拾った小枝で小さな焚き火を楽しむ場合は相性抜群
少ない拾い木で、手軽に焚き火を楽しむ事ができてしまいます。

個人的には美しい二次燃焼の炎を眺めながら、ポキポキ折った枝を追加している時間が癒しなんです(^^)

②焚き火で暖を取るような使い方は苦手

ConiferConeのウッドストーブが気になった点、2つ目は「暖を取るのは苦手」という事です。

これは燃焼効率が良い故に、ですかね…

二次燃焼構造は吹き上がった可燃性ガスを燃やす仕組みの為、真上に向かって火が上がります。

そのおかげで少ない燃料でも高火力を生み出す事ができるのですが、焚き火で発生した熱も一緒に上に逃げてしまい、一次燃焼の焚き火のように周囲を温めるという事には適していないんですよね(^^;)

炎が上がっているので、もちろん無いよりは暖かいのですが、冬キャンプなどで暖を取る目的に使用する事は難しいかなと思います。

逆に暖かい時期のキャンプで、
「まったり火を眺めたいけど、焚き火するには暑い」
なんていう時には丁度良いと思います。

また、私自身は焚き火というより、火鉢のような暖の取り方で使用する事があります。

しばらく焚き火をしていると底に熾火が溜まってくるのですが、この状態になったウッドストーブを近くに置いて手をかざしていると、じんわり温もってくるんですよね。

暖を取る上では大きな焚き火台の暖かさには適いませんが、この小さなウッドストーブから得られる優しい温もりも個人的には好きだったりします(^^)

③火加減の調整は難しい

ConiferConeのウッドストーブが気になった点、3つ目は「火加減の調整は難しい」という事です。

焚き火でも調理をする時には、少なからず火加減の調整をしますよね。
薪を足したり風を送る事で火力を上げたり、逆に新しい薪を足す事で火力を下げたり。

ConiferConeのウッドストーブは燃焼効率よく高火力を得られる構造なので、こうした火力調整は苦手なんです。
火力調整は「全開火力or消えかけの2パターンのみ!」と考えてもらった方が良いかなと思います(笑)

使い慣れてくると多少の火力調整はできるようになってくるんですが、そもそも火床が小さなウッドストーブなので、薪や風量の増減を細かく調整する必要があるんですよね…

私が調理に使う際のおすすめは、スキレットと合わせて使う事

アルミやステンレスのクッカーだと焦げ付きやすくて気を使うのですが、ある程度厚みがあり、熱を満遍なく分散してくれる鉄製のスキレットだと、安定して調理する事ができました。

特にステーキやシチューが美味しくできますので、是非試してみてくださいね(^^)

合わせて使いたい小型ノコギリ バタフライソー2

同じConiferCone(コニファーコーン)の軽量コンパクトなノコギリ、バタフライソー2がパイロマスター2とほんとに相性良かったので合わせて紹介させてください。

今まではホームセンターで買った折り畳みノコギリを使っていたんですが、なんとなく合わせて購入したバタフライソー2が大正解。

パイロマスター2とはもちろん、他の小型焚き火台やウッドストーブとも相性が良いのでおすすめです。

まず良かった点は収納サイズが長さ135・幅47・厚さ15mm、重量110gと軽量コンパクト。
最近のスマホなんかよりも小さく、軽いノコギリって凄いですよね(笑)

見た目もウッドハンドルに、フッ素加工された黒いブレードがスタイリッシュで、焚き火スペースに置いておくだけでも絵になるんですよね。

そして肝心の使い勝手ですが、ウッドハンドルはよく手に馴染み握り易く、刃は切れ味抜群ですっかりお気に入りになりました。

バタフライソー2は両刃構造になっているんですが、片方は広葉樹など硬い木を切る時用、もう片方は針葉樹など軟らかい木を切る時用と刃の目が変えてあるんです。

大工さんが使うノコギリも似た構造になっていますが、1つのノコギリで使用用途に合わせて刃を変えられるってほんとに理に適っていて、使えば使うほどに、その使い勝手の良さを実感できます。
 ※厳密には大工さんのノコギリは、木の目に沿って引くかどうかで分かれています

まとめ:ConiferConeの焚き火台は身軽に、手軽に、焚き火を楽しめる

キャンプで焚き火は醍醐味だと思うのですが、薪を割って焚き火台を準備してって結構重労働ですよね。

今回紹介したセットなら準備に手間がかからず、拾ってきた枝を切りながら、すぐに焚き火を楽しむ事ができるので、リラックスできる時間を大切にしたいキャンプにはおすすめです。

軽量コンパクトな本体に、効率的に使い易くといった事が本当によく考えられていて、使えば使うう程にその良さを実感できる道具なので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
この記事があなたのキャンプ道具選びに、少しでも役に立てば嬉しいです(^^)

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