こんにちは。きらくです。
私は趣味でソロキャンプツーリングを8年ほど続けていて、年間30泊ほどをキャンプ場で過ごしています。
今回新しくConiferCone(コニファーコーン)の小型焚き火台、パイロマスター2を使ってみて、使い勝手がソロキャンプに最適だと感じたので紹介していきます。
組み立て不要なので、設営撤収がホントに簡単。
燃焼効率が良く拾った小枝などで簡単に焚き火が楽しめるので、ゆっくりする時間を大切にしたいソロキャンプにおすすめですよ。
ConiferCone(コニファーコーン)とは
ConiferCone(コニファーコーン)とは、田中文金属(株)が2011年から新たに手掛けたブランド。
そう、この焚き火台は日本製なんです。
1919年創業の田中文金属(株)は、ConiferConeのブランド立ち上げ以前から、金属プレスを中心とした製品企画・製造などモノづくりに取り組んでこられた会社です。
そんなモノづくりの会社から生まれた、コンパクトで、しかも二次燃焼機構を備えた焚き火台。
最初はアウトドア用品店で何気なく手に取ったんですが、調べるほどに興味がわいてきて、気が付いた時には購入してしまっていました(笑)
パイロマスター2のスペック
- 収納時サイズ 幅:123mm 奥行き: 22mm 高さ:158mm
- 使用時サイズ 幅:130mm 奥行き:110mm 高さ:158mm
- 本体重量 490g
- 素材 ステンレス
パイロマスター2は名前の通り2代目、パイロマスターの改良版です。
私は1の方を使った事が無いのですが、
2になってからの改良点は
・開口部がリデザインされて、燃料が追加し易くなった
・底板とヒンジ部分が補強されて、耐久性が上がった
という事でした。
より使い易く、より丈夫になるように改良していく。
こういうところにも、モノづくりの精神が発揮されていますよね。
ConiferCone パイロマスター2の使い方
使い方はいたって簡単。
灰トレー以外は全てのパーツが繋がっているので、広げるだけで展開完了です。
後は灰トレーを底部の切れ込みに差し込むだけなので、の日初めて組み立ててみたんですが、1分もかからず組み立てできてしまいました。
収納する際はこの逆手順で、灰トレーを抜き出し、ヒンジに沿って畳めば完了です。
私はこの日、3時間ほど焚き火をしていたんですが、特に歪みなどは発生しておらず、元通りに収納する事ができましたよ。
ConiferCone パイロマスター2の良い点
ここからは実際に使ってみて感じた良かった点をお話していきます。
良い点①:軽量・コンパクト
重量は490gと軽量で、収納サイズは単行本程度の大きさと、持ち運ぶ際に収納場所を選びません。
私はキャンプ場を転々と連泊しながらツーリングに出掛ける事があるのですが、日によっては焚き火せずに過ごす事もあります。
そんな時でも軽量・コンパクトな焚き火台であれば、
「焚き火するかは分からないけど、とりあえず持って行っておく」
という事ができるので重宝するんですよね。
荷物の持ち運びに制約があるキャンプツーリングやバックパックキャンプ、徒歩キャンプなどには特におすすめです。
良い点②:展開・収納が簡単
使い方でもお話しましたが、展開・収納にそれぞれ1分かからずできてしまいます。
軽量・コンパクトな焚き火台は他にも数多くありますが、組み立て式の物がほとんどなんですよね。
キャンプ場についたらさっと設営を終わらせて、あとはのんびりしたい。
帰り支度は手間暇かけず、さっさと済ませたい。
と考える人は少なくないはず…
特に組み立て式の焚き火台は収納する際、煤塗れになった焚き火台を分解する必要があるので、手や服、他の道具に汚れが付くなど結構手間がかかるんですよね。
ほぼワンタッチで展開・収納ができるパイロマスター2は、そうした汚れを気にするストレスも少なく気に入っています。
良い点③:二次燃焼のおかげで燃料効率が良い
二次燃焼方式ってご存じですか?
実際に燃料・木などが燃えている部分が一次燃焼になるのですが、この一次燃焼で発生した可燃性ガスに温かい空気を送り、再度燃焼させる燃焼方式の事を二次燃焼方式といいます。
二次燃焼方式では、一次燃焼で燃え切らなかった可燃性ガスを利用する事で、同じ燃料でも、より効率的に火力を得る事ができるんです。
また、二次燃焼方式は煙が少なく、火の粉が出にくいといったメリットもあります。
パイロマスター2は2つの壁面にこの二次燃焼構造を備えており、少ない燃料でより効率的に炎を生み出す事を可能にしています。
良い点④:五徳が無段階調整可能で調理が捗る
3つの壁面上に取り付けられているステンレス棒が五徳の役割を担っているのですが、1つは無段階で広げる事が可能になっています。
この機構のおかげで、底面が小さなシェラカップやマグカップから、底面が大きな2リットルの鍋までガタつく事なく置く事ができるようになっています。
また、稼働式のステンレス棒が付いた壁面には、上部に開口部が設けられており、調理をしながら小枝などの燃料追加ができるのも、焚き火料理をする際には使い勝手が良く気に入っています。
ConiferCone パイロマスター2のいまいちな点
私の使い方にはとても合っている焚き火台で気に入っているのですが、実際に使ってみて、少し気になった点もありましたのでお話していきます。
いまいちな点①:大きな薪がそのままでは入らない
コンパクトな焚き火台なので当たり前なんですが、ホームセンターやキャンプ場などで売られている薪は、そのままでは入りません。
販売されている薪は割ってあるので、幅は大丈夫なんですが、長さは30cm前後のものが多く、そのまま差し込むと半分くらいが飛び出てしまいます。
私は拾った小枝などで焚き火をする事が多いので問題ないのですが、市販の薪で焚き火をされる方は、長さを短くする為のノコギリと、割る為のナイフや斧と合わせて使用する方が良いと思います。
※幅はそのままでも入るとお話しましたが、買った状態の太さだと、焚き火内が窮屈になってしまい、中々火が付かなかったり、途中で消えてしまうかなと思います(^^;)
いまいちな点②:焚き火で暖を取るような使い方は苦手
これは燃焼効率が良い故に、ですかね…
二次燃焼構造は吹き上がった可燃性ガスを燃やす仕組みの為、真上に向かって火が上がります。
そのおかげで少ない燃料でも高火力を生み出す事ができるのですが、焚き火で発生した熱も一緒に上に逃げてしまい、一次燃焼の焚き火のように周囲を温めるという事には適していません。
炎が上がっているので、もちろん無いよりは暖かいのですが、冬キャンプなどで暖を取る目的に使用する事は難しいかなと思います。
逆に暖かい時期のキャンプで、
「まったり火を眺めたいけど、焚き火するには暑い」
なんていう時には丁度良いと思います。
合わせて使いたい小型ノコギリ バタフライソー2
同じConiferCone(コニファーコーン)の軽量コンパクトなノコギリ、バタフライソー2がパイロマスター2とほんとに相性良かったので合わせて紹介させてください。
今まではホームセンターで買った折り畳みノコギリを使っていたんですが、なんとなく合わせて購入したバタフライソー2が大正解。
パイロマスター2とはもちろん、他の小型焚き火台やウッドストーブとも相性が良いのでおすすめです。
まず良かった点は収納サイズが長さ135・幅47・厚さ15mm、重量110gと軽量コンパクト。
最近のスマホなんかよりも小さく、軽いノコギリって凄いですよね(笑)
見た目もウッドハンドルに、フッ素加工された黒いブレードがスタイリッシュで、焚き火スペースに置いておくだけでも絵になるんですよね。
そして肝心の使い勝手ですが、ウッドハンドルはよく手に馴染み握り易く、刃は切れ味抜群ですっかりお気に入りになりました。
バタフライソー2は両刃構造になっているんですが、片方は広葉樹など硬い木を切る時用、もう片方は針葉樹など軟らかい木を切る時用と刃の目が変えてあるんです。
大工さんが使うノコギリも似た構造になっていますが、1つのノコギリで使用用途に合わせて刃を変えられるってほんとに理に適っていて、使えば使うほどに、その使い勝手の良さを実感できます。
※厳密には大工さんのノコギリは、木の目に沿って引くかどうかで分かれています
まとめ:ConiferConeは身軽に、手軽に、焚き火を楽しむのに最適
キャンプで焚き火は醍醐味だと思うのですが、薪を割って焚き火台を準備してって結構重労働ですよね。
今回紹介したセットなら準備に手間がかからず、拾ってきた枝を切りながら、すぐに焚き火を楽しむ事ができるので、リラックスできる時間を大切にしたいキャンプにはおすすめです。
軽量コンパクトな本体に、効率的に使い易くといった事が本当によく考えられていて、使えば使うう程にその良さを実感できる道具なので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
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