
こんにちは!
バイク歴10年以上。カブからハーレーまでジャンルを問わずバイク好き、きらくです。
バイクの防犯対策って何かしていますか?
私はアパートの駐輪場にバイクを停めているのですが、バイク盗難なんかのニュースを見ると心配になります…
いつかは憧れのガレージライフをと夢見てはいるのですが…
私のような週末ライダーにとっては、お金や立地の問題でなかなか実現は難しいんですよね。
「お金や時間に余裕はないけれど、大切なバイクを守りたい!」
そこで今回は私が実践している、バイクの防犯対策についてご紹介します。
とはいえ、私がやっている事は本当に最低限の事でこの2つだけ。
これだけでもバイク盗難の被害に合うリスクが下がり、イタズラや汚れの防止にもなりますので是非皆さんも実践してみてくださいね(^^)
そんなに多いの?1年間のバイク盗難被害件数

そもそもバイク盗難の被害は、1年間にどれくらい発生しているのでしょうか?
警察庁の発表では、2024年の二輪車盗難認知件数は「11 ,641件」。
この二輪車盗難認知件数とは、警察が二輪車の盗難被害の申告を受け、その事実を確認し、正式に盗難事件として扱った件数の事です。
バイクブームなどの影響もあるとは思うのですが、前年と比べると約17%増加傾向にあるそうです。
(参考:公益社団法人 自動車・オートバイ委員会 2024年度活動報告書)
そしてこれはバイク自体が盗まれた件数なんですよね…
警察庁からの正式な発表は見れていないのですが、個人的にはバイクの周辺機器・装備の盗難を入れたら、その被害件数はもっと多くなると感じています。
私自身も被害にあった経験があるのですが、ヘルメットやETC、ナンバープレートなどの盗難ですね。
ヘルメットは自宅に持って入ると思うのですが、ETCやナンバープレートはバイクに付けっぱなしのまま停めて置く事になります。
「自分のバイクは大丈夫だろう」と油断していると、
- 駐輪場にあるはずのバイクが無い!
- バイクはあるけど、ナンバープレートが無い!?
- 見覚えの無い傷が付いてる…?
なんて事になってしまい兼ねないわけですね…
プロの窃盗団?バイク盗難の手口が多様化

バイク盗難は、なぜ発生してしまうのか?
昔は「個人が、自分が乗りたいがために盗む」という動機が多かったのですが、現在では少し様相が変わってきています。
ニュースなどでも時折取り上げられているのでご存知の方も多いとは思いますが、昨今のバイク盗難は「転売目的」が殆どですね。
そして、その規模も組織的な犯行が多くなっています。
明らかに下見をしているでろう行動や、手際よく車に積み込む姿が防犯カメラに撮られた映像はご覧になった事がある人も多いのではないでしょうか?
転売目的の組織的犯行になった事で、バイク盗難の手口も多様化してきているようです。
- 鍵やロックの破壊を破壊して運び出す
- ホイールやマフラー、ドラレコやETCなど高価なパーツを持ち去る
- 車輪を外し、台車やクレーンなどで運び出す
小型の電気工具が簡単に手に入るようになった事もあって、これらの犯行が短時間、ものの数分で行われてしまっています。

また、これは昔から噂されている事ですが、
- バイクに買取業者を装ったチラシが貼られている
- バイクのすぐ近くに、身に覚えの無い空き缶が置いてある
これらは窃盗団がバイクの品定めをしたマーキングであるとも言われています。
全てが窃盗目的という事はありませんが、私たちが考えている以上にバイク窃盗は身近な物になってきてしまっているんです。
盗まれたバイクは戻ってこないって本当?

盗難にあったバイクは殆ど戻ってくる事は無いと、聞いた事はありませんか?
時折SNSなどで「盗まれたバイクが帰ってきた!」といった投稿を目にする事がありますが、これはほんの一部。
警察庁が発表している情報によると、2019年の21.5%を最後に、例年のバイク盗難検挙率は20%以下。
昨年2024年のバイク盗難検挙率は、18.3%でした。
(参考:警察庁 -犯罪統計-)
2024年のバイク盗難件数11,641件の内、9,514件は盗まれたバイクが見付かっていないという事になります。
バイク盗難被害にあってしまった10人の内、見つかるのは1~2人と考えると、
「盗まれたバイクは、戻ってこないと考えた方がよい」
このように言われてしまう事にも、納得できるのではないでしょうか…
この検挙率の低さにも、バイク盗難が転売目的の組織的犯行、という事が影響しています。
昔のように盗まれたバイクは街中で乗り回されるわけではなく、
- コンテナに詰めて、海外に持ち出される
- バラバラに分解して、パーツ単位で売られる
こうなってしまうと、いくら警察が必死に捜査をしても、見付ける事は難しいというわけなんですね。
駐輪場でも簡単にできる「バイク盗難対策」

年々バイク盗難は増えているのに、犯行が多様化してしまっており検挙は難しい…
自宅や近隣にガレージ・倉庫などを持っていない人は、心配する事しかできないのでしょうか?
「確かにバイク保管にお金をかける余裕は無い…
それでも思い出が詰まった大切な愛車!自分のバイクを守りたい!」
そこでここからは、私のようにアパートの駐輪場に停めている人でもできる「最低限のバイク盗難対策」についてお話していきます。
バイク盗難対策のポイントは2つ。
「見せない事による対策」と「見せる事による対策」です。
これらについて、もう少し詳しくお話していきます。
駐輪場でもできる最低限のバイク盗難対策
対策①バイクカバーを掛けて、外から車種や状態を「見せない」事

バイク盗難対策の1つ目は、見せない事による対策。
「バイクカバーを掛ける事で、車種や車両状態を見せない事」です。
特に私のように週末ツーリングがメインの人には、是非とも実践して欲しい対策ですね。
バイク盗難が転売目的で組織的に犯行が行われている場合、犯人は下見をしている事が多いです。
これはニュースなどで報道されている犯行時の映像でも、その手際の良さから「事前に情報を得ている」という事は想像できると思います。
- どんな車種なのか?
- どのような保管状態なのか?
- どういったパーツが取り付けられているのか?
こうした犯人が欲しがるような情報を、普段から隠してしまうんです。
毎日通勤で使うという人は手間だとは思いますが、犯人が下見に来るのは昼間とも夜中とも分かりませんので、できればバイクカバーは掛けておく事をおすすめします。
また、バイク盗難対策ではないですが、バイクカバーを掛けておく事で、
- 雨風や夜露から守られ、サビを防止できる
- 塗装部を紫外線による劣化から守る事ができる
- 黄砂や鳥のフンなどの汚れからも守る事ができる
こうしたメリットもありますので、お気に入りのバイクを長く乗り続けるためにも、バイクカバーはおすすめですよ(^^)
対策②チェーンロックを取り付けて、バイクが動かし辛い状態と「見せる」事

バイク盗難対策の2つ目は、見せる事による対策。
「チェーンロックを取り付けて、バイクが動かし辛い状態だと見せつける事」です。
バイク盗難が、転売目的の組織的犯行になってきているとお話してきました。
つまり窃盗団も、ビジネスの1つとしてバイクを狙っているという事なんです。
昔のように自分が乗りたいがためにバイクを盗む個人の犯行であれば、「自分が欲しいバイク」を狙ってくる場合が多かったです。
しかし窃盗団のようにビジネスとしてバイクを盗むような人達は、「取りやすいバイク」を狙う傾向があります。
もちろん人気車種やレアな車種が狙われやすい事に変わりはありませんが、ビジネスである以上は効率的に盗めるバイクが狙われやすいんですね。
そこでおすすめしたいのが、チェーンロックを目立つようにバイクに取り付ける事なんです。
そして、少し値段は上がってしまうのですが、チェーンロックはなるべく大きくて重い物。
中には分厚い鉄の板が入っているような、頑丈な物を選んで欲しいんです。
ワイヤーや普通のチェーンでは工具で簡単に切られてしまう事がありますが、バイク用の大きく重いチェーンロックは電動工具でも切れないような鉄が使われていたりします。
バイク窃盗犯が見に来た時に「これは手間がかかりそう…」と思わせる事が、バイク盗難対策には大切な事なんです。
まとめ:盗難対策をして大切なバイクを守ろう!

今回は私自身も実践している、最低限のバイク盗難対策についてお話しました。
「無い方がいい。あってはならないバイク盗難」ではありますが、近年被害件数が増加傾向にある事は事実…
特に私のように、週末の休みでしかバイクに乗らない人にとっては、平日はバイクを触れる機会は少ないですからね。
「これだけやっておけば、絶対に大丈夫!」というモノではありませんが、バイクカバーとチェーンロックは費用を抑えて手軽にできるバイク盗難対策だと考えています。
車種や価格に関わらず全てのバイクは持ち主のライダーにとって、大切な思い出が詰まった、かけがえのない愛車です!
大切な愛車をバイク盗難から守りましょう!!!
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
この記事があなたのバイクライフに、少しでもお役に立てれば嬉しいです(^^)
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