【関西ツーリング】バイクで紅葉を見に行こう!おすすめスポット5選(奈良編)

ツーリング

こんにちは。きらくです。

私は20年ほどバイクに乗り続けており、
晴れていればほぼ毎週バイクに乗るほど、ツーリングが大好きです。

木々が色付きだし、頬を撫でる風がひんやりと気持ち良いツーリングシーズン、秋。
それなのに、年々期間が短くなってしまっているように感じる今日この頃…

そこで今回は関西紅葉ツーリングスポットの第二弾として、奈良のおすすめスポットを5つに絞って紹介していきます。

行先を迷っている場合じゃないですからね。
季節を全身で感じながら、移動自体を楽しめちゃう事がバイクの魅力の1つ。
美しい景色を求めて走り出しましょう!


個人的にはライダースジャケットやブーツ、グローブなどのおしゃれを楽しめるのも、秋のツーリングの魅力の1つかなぁなんて思っています(^^)

1.清流沿いの快走ロードと山を紅葉に染める渓谷美「みたらい渓谷」

例年の見頃:11月上旬~11月中旬

奈良県吉野郡天川村に広がる景勝地、みたらい渓谷。

奈良県内でも人気の紅葉スポットで、川沿いには遊歩道も整備されているのでハイキングコースとしても人気らしいですが、個人的にはバイク乗りにこそ行って欲しい場所の1つ。

バイクと車は渓谷の奥にある「みたらい休憩所」まで入って行く事ができるのですが、渓谷沿いを走るこの道自体が既に紅葉スポットなんですよね。

ひんやりとした風を浴びながら渓谷沿いを走れば、目の前に広がるのは紅葉のトンネル。
車でも同じ道を走るわけですが、こういう絶景ロードは「バイク乗りで良かったぁ」と思わせてくれます。

道自体は舗装されていてガードレールもちゃんとあるのですが、カーブが多く車1台分程度の狭い道幅がつづきます。
ついつい景色に見惚れてしまいがちですが、対向車やスピードの出し過ぎにはご注意ください。

みたらい休憩所に着いてからは徒歩で遊歩道を歩く事になります。
遊歩道とはいえ所々ワイルドな道もありますので、奥まで行きたい方は歩き易く、滑り辛い靴がおすすめ。

遊歩道を歩き進めると見えてくるのは「みたらいの滝」です。

エメラルドグリーンに輝く神秘的な淵と、巨岩から流れ落ちる白い滝。
夏場はこれだけでもマイナスイオンに包まれる癒しスポットなんですが、ここに紅葉が合わさると正に絶景。
自然が作り上げたダイナミックな美しさを楽しんでもらいたいです。

2.紅葉に染まる険しい山々を縫うように走る峠道「大台ヶ原ドライブウェイ」

例年の見頃:10月中旬~10月下旬

紀伊山地の最深部、奈良県吉野郡の上北山村から川上村までを結ぶ大台ヶ原ドライブウェイ。

標高1500m級の険しい山々が連なる場所につくられていて、バイクも排気量を問わず無料で走る事ができます。
最初は少し荒れた舗装路と車1台分程度の狭い道幅が続くんですが、途中にある小さなトンネルを抜けると一気に快走ロードになりますのでご安心を。

初めて行く方は最初少し不安に思うかも知れませんが、カブやアメリカンバイクでも普通に走る分には問題ありませんでしたので、ご自身のペースでゆっくり走ってくださいね(^^)

トンネルを抜けると道は綺麗になり、大小カーブが続く峠道は次第に景色も開けてきます。
ドライブウェイ自体標高が高い場所に引かれている為、遥か彼方の山々まで見渡す事ができ、雄大な山々が一面紅葉に染まる様は正に絶景。

バイクで走るに楽しい峠道なんですが、景色を楽しむならゆっくり走りつつ、途中に何ヶ所かある視界が開けた場所で休憩するのがおすすめです。
バイクなら少し端に寄る事もできるので、速いバイクや車はどんどん先に行ってもらいましょう。

頂上には売店やトイレが併設された大台ヶ原ビジターセンターもあるので、景色を楽しんだ後はこちらでゆっくり休憩を取ってくださいね。

3.昭和レトロな温泉街から望む紅葉「洞川温泉 龍泉寺」

例年の見頃:11月上旬~11月中旬

天川村方面に行くなら是非、立ち寄って欲しい紅葉スポットが洞川温泉。

洞川温泉は大峯山を訪れる修行者たちをもてなす宿場町として栄えた、歴史ある温泉街です。
その風情はどこか懐かしく、昭和の時代にタイムスリップしたような雰囲気を漂わせていて、日常の喧騒を忘れてゆっくり過ごすのにおすすめのスポット。

山上川沿いに歴史を感じさせる旅館や民宿、土産物店などが立ち並び、このノスタルジックな風景に紅葉の鮮やかさがまた似合うんですよね。

温泉街を歩いているだけでも美しい紅葉を眺める事ができるのですが、洞川温泉で特に紅葉スポットとして人気なのが龍泉寺。

大峯山の山頂にある大峯山寺の護持院で、役行者が山麓の洞川で泉を発見し、そのほとりに八大龍王尊を祀ったことが始まりだとか。
境内には役行者が鬼の夫婦を諭した伝説に因み、前鬼・後鬼の石像も祀られています。

因みに洞川温泉街で日帰り入浴できる温泉は2つ。
「洞川川温泉ビジターセンター」と「行者の宿 角甚」で日帰り温泉を楽しむ事ができます。

角甚は350年続く老舗の温泉宿で、洞川川温泉ビジターセンターは2024年に建てられた綺麗な温泉施設。

対局に位置するかのような2つの施設ですが、個人的には
 ・一人や少人数で静かに過ごしたいなら、角甚
 ・家族や仲間と一緒に楽しみたいなら、洞川川温泉ビジターセンター
がおすすめです。

4.桜に劣らぬ紅葉の絶景「吉野山 高城山展望台」

例年の見頃:11月初旬~11月中旬

春には3万本もの桜が咲き誇る事で有名な吉野山。
しかし吉野山を彩るのは桜だけではなく、奥行きある紅葉の絶景を一度見て頂きたいおすすめスポットです。

他の記事でも書いていますが桜も紅葉しますし、吉野山には紅葉林も点在しているんですよね。
山をピンクに染める絶景は実際に見られた人も多いかと思いますが、同じように山が赤や黄、緑で彩られた風景は本当に美しいです。

紅葉で特におすすめなのは吉野山奥千本エリアにある高城山展望台です。

奥千本エリアは世界遺産の金峯神社や西行庵がある少し神秘的な雰囲気の漂うエリアなんですが、この展望台から見た山頂一帯に拡がる奥行きある紅葉が圧巻の絶景。

高城山展望台へ向かう坂道沿いにもモミジの木が立ち並び、見上げれば紅葉のトンネル、足元には紅葉の絨毯と色鮮やかに秋の景色が迎えてくれます。

ai

高城山展望台には無料駐車場もあるのですが車4台ほどのスペースしかないので、早めの到着がおすすめです。

桜の時期に比べると混雑状況もマシな方なので、秋の吉野山へも是非足を運んでみてくださいね。

5.池に浮かぶ東屋と紅葉は絵画のような美しさ「奈良公園 浮見堂」

ai

例年の見頃:11月中旬~12月初旬

色鮮やかな紅葉と鹿のコラボレーションは秋の風物詩ともなっている奈良公園。
その中でも特におすすめしたい紅葉スポットが、浮見堂です。

浮見堂とは、奈良公園水辺の名所・鷺池に浮かぶ六角形のお堂の事。
奈良時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願する為に建てられ、老朽化に伴い1991年~1994年にかけて再建された歴史ある建造物です。

この浮見堂、秋になると周囲が紅葉に包まれるんですよね。
六角形のお堂と、色付く紅葉が織り成す風景はこれぞ日本の秋といった雰囲気で、まるで絵画のような美しさがあります。

特に晴れた日なんかには、水面に映り込む浮見堂と紅葉が幻想的で息をのむような美しさ。
運が良ければ奈良公園から歩いてきた鹿と浮見堂、紅葉の一枚を写真に収める事ができるかも知れませんね。

ai

浮見堂には蓬莱橋と呼ばれる趣ある橋がかかっていて堂内に出入りできるようになっているのですが、この橋からの景色もおすすめです。

夜にはライトアップもされて昼間とはまた一味違った神秘的な雰囲気を楽しめたり、個人的には紅葉抜きにしても奈良県内で特にお気に入りの観光スポットです。

まとめ:奈良の美しい風景に癒される紅葉ツーリングを!

いかがでしたでしょうか。
関西の紅葉ツーリング おすすめスポットの第二弾、奈良編を紹介してみました。

バイクで走っていても、暑くも寒くもない貴重な季節。
美しい景色を求め、相棒と一緒に走り回っちゃいましょう!

今回紹介したおすすめスポットが、ツーリング計画を立てる際の、少しでも参考になれば嬉しいです(^^)

コメント