【レビュー】初心者でも簡単取り付け!バイクにはUSB電源付きスマホホルダーが便利

ツーリング

こんにちは。きらくです。
私は20年ほどバイクに乗り続けており、晴れていればほぼ毎週バイクに乗るほど、ツーリングが大好きです。

そんなツーリング好きライダーにとって、今や必須とも言えるのがスマホホルダーとUSB電源。
紙の地図にも勿論良さがあるのですが、私のような方向音痴には何処に行くにもナビアプリが必要不可欠なのです…

しかし、いざ取り付けようと思っても、

  • バイク用品店やネットには、似たような商品がたくさん…
  • USB電源の取り付けって、自分でやっても大丈夫?
  • ショップや用品店に頼むと、本体代金と同じくらいの更新がかかって勿体ない…

と、迷ってしまいますよね。

そこで今回は私が3年ほど使用している、USB電源付きのスマホホルダーをご紹介します。
USB電源とスマホホルダーが一体化されているので、別々に購入する必要が無くコスパが良いです。

また、USB電源の取り付けも複雑な配線を触ったりする必要が無く、初心者でも簡単にできるので、なるべく費用を抑えて自分やりたいと考えている人はチェックしてみてくださいね。

1.私が実際に自分で取り付けた、USB電源付きスマホホルダー

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現在私は、RIDEZのUSBチャージャー付マホホルダーを使用しています。
3年ほど使用しているのですが特に不具合は無く、便利に使い続けられているので簡単にご紹介しておきますね。

商品名RIDEZ DEF USBチャージャー付スマホホルダー
価格¥3,960
本体材質アルミ製
付属品取り付け用結束バンド 2本、予備ヒューズ 1個、六角レンチ 1本
ハンドルクランプスペーサー 2個
選んだポイント・樹脂製ではなく、軽量で丈夫なアルミ製
・電源のON/OFFスイッチ付きで、無駄な給電を防止できる
・配線はバッテリーに直接接続なので取り付け簡単
・ネジで締め込み固定するので、スマホをがっちりホールドできる


因みにRIDEZ以外にもいくつかのメーカーから、同様のUSB付きスマホホルダーが出ています。
「バイク スマホホルダー USB付き」で検索してもらえればいくつか商品が出てくるので、デザインや予算などご自身にあったものを選んでみてくださいね。

2.USB電源付きスマホホルダーのメリット

ここからは実際に自分で取り付け、使用してみて感じたメリットをお話していきます。

バイクのカスタムを自分で行う際、電気系統を触るのは正直怖いなと感じていたのですが、実際やってみると簡単で便利だったので参考にしてみてください。

因みに以前の私は、バッテリー交換などもショップにお願いするようなお店に全てお任せするタイプでした^^;

メリット①:スマホホルダーとUSB電源がセットになっていてコスパが良い

USB電源一体型のスマホホルダーを自分で取り付けする一番のメリットは、別々に買ったりショップにお願いするよりも費用が安い事だと思います。

どちらも色んな商品がそれぞれのメーカーから出ており、値段も様々。
用品店やネットで探すと
 ・スマホホルダー \4,000前後
 ・USB電源    \2,500前後
のモノが多いのではないでしょうか。

これに工賃が加わると+\5,000円ほどの費用がかかってしまうので、
 スマホホルダー代
 USB電源代
 工賃
の合計費用は、\10,000を超えてしまいます…

USB付きスマホホルダーを自分で取り付けした場合、こうした費用が半額以下になるのは大きいですよね。
浮いたお金はツーリングでのランチ代やガソリン代、欲しかったグローブやブーツの購入資金にも回す事ができちゃいます。

バイクに乗り始めた頃は特に装備や準備にお金が掛かりますので、初期投資にかかる費用を抑えられるのは嬉しいポイントではないでしょうか。

メリット②:USB電源の取り付けが、初心者でも簡単にできる

費用が抑えられるなら自分でやってみよう!と考えた時、バイクを自分で、それも電気関係を触るのってちょっと怖くないですか?

私自身、最初は少し電装系統を触る事に躊躇してしまっていて、
 ・自分で触っても大丈夫なのか?
 ・危険はないのか?
 ・配線を間違えたりすると、バイクを壊してしまう事になるのでは?
などの不安を感じていました。

というのもバイクにUSB電源を付ける場合、取り付け方法にはACC連動タイプとバッテリー直結タイプ(バッ直)の2パターンがあります。

ショップやネットで推奨されているのはACC連動タイプのようなのですが、この取り付け方法が初心者には中々ハードルが高く感じるんですよね…

それぞれの特徴は後述しますが、初心者には断然バッ直タイプが簡単。
そして、USB付きスマホホルダーは、そのほとんどがバッ直タイプを採用しているので、自分で取り付ける事を少し不安に感じている人にもおすすめできると思っています。
(私自身がそうだったので…笑)

3.バイクのUSB電源「ACC連動」と「バッテリー直結(バッ直)」とは?

バイクへのUSB電源取り付け方法2パターン、ACC連動タイプとバッテリー直結タイプ。

それぞれのメリット・デメリットをすごく簡単に言うと、
 ・ACC連動 →取り付け方法は複雑だが、バッテリーへの負荷が少ない 
 ・バッ直  →バッテリーへ負荷はかかるが、取り付け方法が単純で簡単
と真逆の性質を持っています。

人によってどちらが良いかの意見が分かれるところですが、「初心者が自分で作業する」となった場合の私のおすすめはバッ直タイプです。

ただ、どうやらネットやショップで推奨されているのは、ACC連動タイプのようなんですよね…

確かにUSB電源を既存の配線に潜り込ませるACC連動タイプは、キーがONの時のみ電力供給する仕組みなので、バッテリーへの負荷が低いというメリットがあります。

しかしこれを取り付ける為には、
 ①検電テスターを使い、キーがONの時に通電する配線を探す
 ②探した配線の被覆を剥き、分岐配線をつくる
 ③端子を付けた分岐配線と、USB電源の配線をつなげる
 ④配線のショートなどを防ぐために、絶縁処理を行う
などの手順を踏む必要があります。

これ、初心者が挑戦するにはハードルが高くないですか…?
ちなみに私は当時、検電テスターなど持っておらず、②の分岐配線も意味がよく分かりませんでした…^^;

そこで私が選んだ取り付け方法が、バッ直タイプです。
バッ直タイプのメリット・デメリットは、ACC連動タイプの逆と考えて貰えれば良いかと思います。

バッ直タイプはUSB電源の配線を直接バッテリーに繋げるだけなので、既存の電装系統を触る必要がありません。

また、検電テスターなどの道具も必要なく、大抵の車種であれば車載工具のみで取り付けできてしまうので初心者にも簡単です。

よく言われるデメリットとしては、キーがOFFの状態でもUSB電源に向けて電力供給はされてしまうので、保管時などでもバッテリーの電力を消費してしまい負荷がかかるという点があります。

その為、バッテリーの寿命が縮んだり、バイクを長期保管する際などにはバッテリー上がりに注意が必要と言われたりするのですが、私は今のところそういった不具合には合っていません。

4.USB電源付きスマホホルダーのデメリット

ここからはUSB電源付きスマホホルダーのデメリットをお話していきます。

取り付け方法の違いでお話した事と重なる点もありますが、私自身が下調べをした上で、実際に使用してみて感じたデメリットを記載していますので、参考にしてみてください。

デメリット①:スイッチの切り忘れによるバッテリー上がりに注意が必要

デメリットの1つ目は、バッテリー直結タイプで一番言われるデメリット、バッテリーの電力消費についてです。

USB電源取り付け方法の2パターンでも説明しましたが、バッテリー直結タイプではバイクのキーがON/OFFに関わらず、USB電源に向けて電力が供給されます。
その為、バイクに長期間乗らなかった場合などは、ACC連動タイプよりもバッテリーが上がってしまうリスクが高いと言われています。

これは構造上仕方が無い事なのですが、私が実際に使用してみた感じではそんなにバッテリー上がりが頻発するような事は無いんじゃないかなぁ、と。

1ヶ月程度乗らない事もあったのですが特に問題無くエンジンはかかりましたし、雪が降る地域などでバイクを長期間保管する人も保管する際にはバッテリーを外しますからね。

ネットで言われているほど、バッテリー上がりのリスクが高いわけでは無いんじゃないかと感じています。

また、バッテリー直結タイプを採用しているUSB電源付きスマホホルダーのほとんどは、USB電源のON/OFFスイッチが取り付けされています。

バッテリーと直接配線を繋いでいるので多少は電力消費もあるかと思うのですが、切り替えスイッチをOFFにすることでバッテリーへの負荷は最小限に抑える事ができているのではないかと考えています。

デメリット②:USB電源がダメになると、スマホホルダーごと交換が必要

デメリットの2つ目は、一体型であるが故ですね…

USB電源を取り付ける為には電気配線を必要とし、この電気配線の経年劣化はどんな電化製品でも避ける事ができません。

その為、いつかは断線してしまったり、断線までしなくとも通電しなくなってしまうという事が起こり得ます。

USB電源がダメになった際、スマホホルダーを別々に取り付けていればスマホホルダーはそのまま使い続ける事ができますが、USB電源付きスマホホルダーはスマホホルダーを丸ごと交換になってしまうんですよね。

スマホホルダー自体が使えなくなったわけでは無いので、モバイルバッテリーを別に持つなどすれば使い続ける事は可能ですが、ほとんどの人は買い替える事になると思います。
(一度充電しながら走れる事を覚えると、別にモバイルバッテリーを持つ事が面倒に感じるのです…笑)

ちょっと勿体無い気もしますが、これは構造上仕方ないかな…
ただ、私は季節を問わず、暑い日も寒い日も雨の日も使い続けていますが、3年経った今でも問題なく使えているので、そんなに頻繁に買い替えが必要という事にはならないかと思います。

5.USB電源付きスマホホルダーの取り付け(スーパーカブの場合)

ここからはUSB電源付きスマホホルダーを取り付け方法を、私が実際に取り付けしたスーパーカブを例にお話していきます。

車種によって手順は異なりますが大きく分けると、

  1. バイクからバッテリーを取り外す
  2. USB電源付きスマホホルダーの配線を、バッテリーと共締めする
  3. バッテリーをバイクに戻す

と、簡単な3ステップで取り付け可能です。

動画サイトなどで確認したい場合は「〇〇(バイクの車種名) USB電源 バッ直」で検索してもらうと、それぞれの車種の手順が出てくるかと思いますよ。

5-1.USB電源取り付けの為に準備した物

スーパーカブに取り付けする場合、準備した物は下記の4点です。

  • USB電源付きスマホホルダー
    ※布の上にある物は、全てホルダーの付属品です
  • 10mm、14mmのレンチ
  • +ドライバー
  • 針金

スーパーカブの場合、レッグシールドを外す必要があったのでレンチは2種類用意しました。

ネイキッドやアメリカンタイプのバイクであればサイドカバーを開けられるレンチ(またはドライバー)が1種類あれば大丈夫ですし、スポーツタイプのバイクであればシート下にバッテリーがある為、工具は不要かと思います。
 ※ネイキッドやアメリカンタイプは、バイクの鍵でサイドカバーを開けるタイプもあります

プラスドライバーはバッテリーの固定ネジに使用しますので、バイクのタイプに関わらずに必要になります。

針金は無くても大丈夫です。
手順は後述しますがスーパーカブの場合、バッテリーに繋いだ配線を引っ張り出す穴が狭いので、通し易くするために用意しました。

スーパーカブやスクータータイプ以外であれば、フレームに沿わせたり、他のケーブル類とビニールテープやタイラップで纏める事ができるので、針金は不要かと思います。

5-2.USB電源取り付け方法

①レッグシールドを外す
スーパーカブならではなので、他車種であればこの手順は不要です。

②左側のサイドカバーを開ける
スポーツタイプのバイクやスクーターはシート下にバッテリーがある事が多いですが、ネイキッドやアメリカンタイプのバイクは大抵、左サイドカバー内にバッテリーが収納されています。

注意点として、殆どの車種のサイドカバーはプラスチック製です。
一点はネジや鍵で留まっていますが、他の箇所はプラスチックの突起で引っ掛かっているだけの場合が多いです。

ネジや鍵を開けてから、無理に引っ張るとプラスチックの突起が割れてしまう事がありますので、無理に引っ張らずどうやって固定されているのかよく見ながら外してください。

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バッテリーボックスの蓋を開ける
これもスーパーカブならではです…
スーパーカブの場合は左サイドカバーを開けるとバッテリーボックスの蓋があり、レンチを使用してこの蓋を開ける必要があります。

大抵の車種は左サイドカバーを開けて貰えれば、ゴムバンドで固定されているバッテリーが見えると思います。

④バッテリーを引き出す
蓋を外したら(カブ以外の車種ならゴムバンドを外したら)バッテリー本体をそっと引き出します。

バッテリーには既に配線が取り付けられている状態ですので、引っ掛かるような感覚があれば無理に引っ張り出そうとせず、配線をズラしながら丁寧に引き出してください。

⑤バッテリーの+ネジを外す
バッテリーを留めているプラスネジを緩めて、バッテリーを外します。

この時「必ずマイナス側のネジから外す」ようにして下さい。
バイクのキーがOFFの状態であっても感電してしまう危険があります。

また、バッテリーのプラス・マイナスそれぞれにどちらの線が繋がっていたかも、メモしておくようにして下さい。

⑥スマホホルダーを固定する
バッテリーを外したら、スマホホルダーを取り付ける準備をしておきます。

配線をバッテリーに繋いでからスマホホルダーを取り付けても問題はないのですが、スマホホルダー側の配線は取れないようになっています。

配線をバッテリーに繋ぐ前にスマホホルダーの取り付け位置を決めてしまった方が、取り回し易くておすすめです。

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⑦フレームの穴から、スマホホルダーの配線をバッテリボックスに通す
これもカブならではです…

スーパーカブはバッテリーボックスから配線を抜き出す場所がこの穴しかないので、ハンドル側からフレームに沿わせた配線を、この穴からバッテリーボックスまで引き出す必要があります。

この隙間に柔らかい配線を通す事がなかなか大変なので、私は先に針金を配線の先端に巻き付けて、針金を穴に通しきってから、配線を引っ張り出しました。

他車種であればタンク下に通っているフレームや、他ケーブルに沿わせて通す事ができると思います。
配線を沿わせるだけだとプラプラ緩んできたりするので、他のケーブルと何ヶ所かビニールテープで固定してしまうのが簡単ですよ。

⑧スマホホルダーの配線をバッテリーと共締めする
配線の取り付け方法は、バッテリーのプラス極・マイナス極のネジとそれぞれ共締めするだけです。

スマホホルダーの配線の先は丸い輪になっているので、この穴にネジを通すようにしてバッテリーと共締めしてください。

この時、取り外し時とは逆に「必ずプラス側のネジから取り付けする」ようにして下さい。
幸い私は間違えた事はないのですが、順番を誤ってしまうと感電の危険がありますので、落ち着いてゆっくり作業を進めましょう。

⑨通電チェック
バッテリーに線を繋ぎ終えたら、一度スマホホルダーの電源スイッチをONにしてみて、通電しているかチェックしてみてください。

正しく通電できていれば、スイッチをONにすることでランプが光り、OFFにすることでランプが消えます。

ランプが光らない場合はプラス、マイナスの配線を付け間違えている可能性がありますので、再度バッテリーに繋いだ配線をチェックしてみましょう。

この時、うまく動作しないと慌ててしまいがちですが、バッテリーのネジを触る時はくれぐれもご注意ください。
「外す時はマイナスから」「付ける時はプラスから」を守るようにしましょう。

⑩バッテリーをバッテリーボックスに戻す
通電確認まで出来たら、あとはバッテッリーを元に戻すだけです。

バッテリーを外した時と同様に、戻す時も無理に押し込もうとはせず、引っ掛かりを感じるようであれば配線をズラしながら丁寧に戻してください。

⑪バッテリーボックスの蓋を閉じる
スーパーカブならではなので、他車種であればこの手順は不要です。
他車種では最初にバッテリーを止めていた、ゴムバンドをはめ直してください。

⑫サイドカバーを閉じる
バッテリーの固定もできたら、サイドカバーも戻してください。

この時も外した時と同様、プラスチックの突起が割れてしまう事がありますので、力を込め過ぎないよう注意してくださいね。

⑫レッグシールドを取り付ける
スーパーカブならではなので、他車種であればこの手順は不要です。

まとめ:USB付スマホホルダーは、USB電源を自分で簡単に費用を抑えて取り付けたい人におすすめ!

いかがでしたでしょうか。
今回は私が実際に自分で取り付けをして使用している、USB電源付きスマホホルダーを紹介しました。

今やバイクツーリングで必須とも言える、USB電源とスマホホルダー。
もちろんショップで買い、プロに取り付けしてもらう事が確実で安心できるかと思うのですが、

  • スマホホルダーもUSB電源も、種類が多くてどれが良いか分からない
  • なるべく取り付け費用は抑えたい
  • 自分のバイクのカスタムは、できる事なら自分で挑戦してみたい

と考えている人は是非チェックしてみてくださいね。

この記事があなたのバイクライフに、少しでもお役に立てると嬉しいです(^^)

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