こんにちは。きらくです。
一生モノという言葉に弱い私…
多少金額が上がったとしても、本当に気に入った良いモノを長く使い続けていきたいと考えています。
きっかけはバイクでキャンプを始めた事だったんですが、バイクに積み易いようにと荷物を厳選していく内に、私生活全体まで「ゆるミニマリスト思考」に。
元々はアンティーク雑貨などが好きで小物が多い家だったんですが、身軽である事の気楽さに気付いてからは徐々に持ち物を減らしていきました。
そんな時に芽生えた感情が「本当に気に入った少ないモノを、長く使い続けていきたい」という事。
どうしても個々の出番は少なくなってしまう、
「好きな物にたくさん囲まれた生活」
よりも、
「大好きな物をいつまでも使い続けられる生活」
の方が自分には合っていると感じたんですよね。
そんな折、服で溢れていたクローゼットの断捨離を進める中で「本当のお気に入り」「一生付き合っていきたい」と選んだアウター。
Barbour(バブアー)のBedale(ビデイル) SLジャケットについて紹介していきます。
因みに飾る事しかできなかったアンティーク雑貨ですが、今も数個だけはまだ残しています。
「デスクのこの一角に収まるだけしか持たない」という制限を設けて、これ以上は増やさないようにはしていますが、全て捨ててしまうとどうしても味気なく感じるんですよね。
身軽に生活はしたいものの、ストイックに削る事はできない私には「ゆるミニマリスト思考」が丁度良いのです(笑)
1.Barbour(バブアー)とは?
「オイルドジャケットと言えばBarbour(バブアー)」と言われるくらい日本でも有名なブランドですが、どういうブランドなのかを簡単に少しだけご紹介します。
Barbour(バブアー)は1894年にジョン・バブアー氏によってイングランド北東部のサウスシールズで創業された、英国の老舗ブランドです。
Barbour(バブアー)は過酷な環境下で働く水夫や漁師、港湾労働者のために、コットンにワックス(オイル)を含ませる事で防水防風機能を持たせた、ワックスドクロスを開発した事から始まります。
このワックスドクロスを使用したオイルドジャケットは防水性と耐久性が高く、第一次世界大戦時には英国軍から素材提供を求められるほど。
その確かな品質が評価され、英国王室御用達の証である「ロイヤルワラント」を授与されています。
また終戦後には、ハンティングやフィッシング、乗馬といった英国上流階級の趣味とリンク。
アウトドア・ライフスタイルブランドとしての地位を確立し、現在に至るわけです
因みに英国では、親から子へBarbour(バブアー)のジャケットが受け継がれるという文化もあるそうです。
リペアを繰り返し、世代を超えて受け継がれていくBarbour(バブアー)。
これをライフスタイル・ファッションと考えた時、正に一生モノのジャケットに相応しいブランドと言えるのではないでしょうか。
2.Bedale(ビデイル) SLジャケットの特徴
ではここからはBarbour(バブアー)のジャケットの中で、私が長年愛用しているBedale(ビデイル) SLジャケットについてお話していきます。
Bedale(ビデイル)は1980年にBarbour(バブアー)から発表された、元は乗馬用のジャケット。
漁師や軍人向けにジャケットを製造していたBarbour(バブアー)が王室御用達ブランドへと成長するきっかけとなったモデルで、その完成されたデザインは今なお愛用者の多い定番モデルです。
私が購入した「SL」はBarbour(バブアー)のクラシックなジャケットを、現代風にアレンジした「スリムライン」モデルです。
クラシックモデルとスリムラインのどちらを選ぶかは好みが分かれる所ですが、私はタイトでスタイリッシュなシルエットが気にってスリムラインを選びました。
また、スリムラインはジャケット自体の軽量化や、動き易さの改善がされている点も嬉しいポイント。
伝統的な雰囲気を保ちながらも、現代に合わせてタウンユースで使い易いようにアップデートされているのでストレス無く使い続ける事ができます。
3.Bedale(ビデイル) SLジャケットの気に入っている所
3-1.長い歴史と普遍的なデザイン
1980年の登場以来、40年以上の歴史を持ち今なお愛され続けるBedale(ビデイル)。
その伝統を所有する喜びとでも言うのでしょうか。
これは個人の趣味趣向によるので私の場合にはなりますが、
・家で袖を通す時
・Bedale(ビデイル)を羽織り街へ繰り出す時
・日頃の手入れをしている時
そんな何でもない日常で着る楽しみ、満足感を得る事ができるんですよね。
それが私の場合、何年も続いています。
もちろんこれは、当時の私がこのBedale(ビデイル)がずっと欲しくて、やっと手に入れる事ができたモノだから、というのは大きいと思います。
ただ、本当のお気に入りって、そういうモノなんじゃないのかな、と。
Barbour(バブアー)のジャケットがファッションとして定着して以降、似たデザインのジャケットは数多く出回っています。
Barbour(バブアー)より価格が低かったり日頃の手入れが不要だったりと、ファッションの1つとして取り入れ易い事は大きなメリットですよね。
ただ私と同じように、
衣服をライフスタイルの1つと捉えて
本当のお気に入りだけと、長い年月付き合っていきたい
と、考える人にはBarbour(バブアー)をおすすめしたいです。
3-2.長く付き合っていく事で経年変化を楽しめる
革靴やデニムのように経年変化を楽しめるのも、オイルドジャケットの魅力の1つ。
Barbour(バブアー)のオイルドコットンは長年着ていく事で、オイルが抜け出て光沢が薄れ味わいが増してきます。
体系や着方、カバンの持ち方なんかでも擦れに違いが現れ、自分らしい一着に仕上がっていくんですよね。
デニム好きの方がよく「アタリが出る」なんて言ったりしますが、Barbour(バブアー)のBedale(ビデイル)も同様に自分だけのジャケットに育てていくという楽しみ方ができるんです。
(因みに私はデニムも大好きです)
そしてそれは10年、20年と着込んでいく内に深みが増していきます。
一生モノの相棒と考えた時、相性の良いジャケットだと思いませんか?
日頃のメンテナンスを繰り返し、着るほどに風合いが増していくBarbour(バブアー) Bedale(ビデイル)ジャケット。
いかにカッコ良く育てるか、自分だけの一着に仕上げていくかは自分次第。
トレンドに流されるのではなく、自分だけのオリジナルの一着を作ってみてはいかがでしょうか。
3-3.キャンプやバイクとの相性が良い
私の趣味で、ライフスタイルの1つでもあるキャンプとバイク。
これらとBarbour(バブアー)のBedale(ビデイル)はとても相性が良いと思っています。
まずBarbour(バブアー)のオイルドコットンは生地の丈夫さと防水性だけではなく、火にも強いという特徴を持っています。
これがキャンプシーンで大活躍するんですよね。
防水性は急な雨や水しぶきを弾き、生地が丈夫なので林間に入っていっても枝に引っ掛かって破れるなんて心配がいりません。
火の粉にも強いのでキャンプの醍醐味、焚き火をする際にも気兼ねなく着ている事ができるんです。
高機能なアウトドア用アウターは勿論快適なんですが、枝に引っ掛かったり火の粉で穴が空いてしまうと、せっかくの楽しい気分が台無しになりますもんね。
(私も過去にダウンジャケットに穴をあけてしまった経験が…)
漁師や軍人向けに、そもそも過酷な環境を想定して開発されたオイルドコットンなので、こうしたキャンプなどのアウトドアシーンにもよくマッチするんです。
そしてBarbour(バブアー)のオイルドジャケットの中でも、Bedale(ビデイル)は乗馬を想定しているだけあって、鉄馬(バイク)とも相性抜群。
コーデュロイの襟はチンストラップを留める事でネックウォーマーとしての役目を果たし、大容量のマチ入りポケットは手ぶらでバイクに乗りたいライダーにうってつけです。
グローブを着けたままでも開閉し易いように、大き目のリングジッパーがWジップ仕様で備わっているのも嬉しいポイント。
またジャケットの作り自体も、馬に跨った際に裾捌きが良いようにサイドベイツを備え、肩回りが動き易いようにラグラン仕様になっているなど、バイク乗りには嬉しい装備が盛り沢山。
語り出すときりが無いのですが、開発時点で人馬一体が考えられているBedale(ビデイル)はキャンプツーリングに本当におすすめです。
4.Bedale(ビデイル) SLジャケットのちょっと気になる所
長年愛用しているBarbour(バブアー)のBedale(ビデイル) SLジャケット。
大のお気に入りなのですが、ここからは「あえて挙げるならここが気になるかな」という点をお話していきます。
100年以上も前に開発された仕様なので、現代ではちょっと使い辛く感じる点もあるかと思うのですが、それらを理解した上でも一生モノとして付き合っていきたいと思える魅力がありますよ。
4-1.オイルドジャケット特融のにおいは密室だと気付かれる
Barbour(バブアー)に限らずですが、オイルドジャケットでは必ず出てくるデメリットですよね。
コットンにオイルを浸み込ませるという仕様上、普通の生地に比べてどうしてもオイルのにおいは出ます。
これを「臭い」と取るか「匂い」と取るかはその人次第ですが、ネットでは気になるという声が出ているのは事実…
私自身では特に気にならないのですが、友人と車で出かけた際などには「何かにおいする?」なんて言われる事もありましたね。
逆に友人と並んで街中を歩いている時などには、特に何も言われた事がありませんでした。
なので車のような狭い密室に居る時には、周囲の人にもにおいが伝わってしまうのかなと思います。
ただし、最近では無臭のオイルもあるようなので、車移動が多い人や自分でもにおいが気になる、という人はそうした無臭オイルを使われてみるのも良いかなと思います。
よく言われるオイル抜きは生地が傷んでしまうので、個人的にはおすすめしません。
購入前にはお店で試着してみて、どうしてもにおいが気になるようであれば、最初からノンワックスで作られているピーチスキンというモデルを検討してみるのも有りですよ。
4-2.車や電車、バスに乗る時はオイル移りが心配になる
これもオイルドジャケットではよく言われるデメリット、他の物へのオイル移りです。
保管時にはクロスカバーをかけてクローゼットにしまい、満員電車ではジャケットを脱いで裏返しに畳む必要がある、なんて言われたりしますね。
ただ、私自身の経験ではオイル移りして困った経験がほとんど無いんですよね…
オイルを塗り込む量が少ないのかも知れませんが、他の服にオイルが染み付いてしまったり、椅子や壁にオイルが付いてしまう、なんて経験が今のところありません。
経験としては無いのですが、普通の衣服に比べて手で触ればベタ付くように感じるのは事実。
周りに気を使ってしまう、という点ではやはりデメリットですかね。
私の場合、満員電車に乗るようなシュチュエーションは少なく(バイク移動なので…)、オイルを塗り込む量も少なめ、という事もあります。
毎朝の通勤通学で着たい場合や、カフェやレストランでオイル移りが気になってしまう、という人はにおいの問題と同様、ノンワックスで作られているピーチスキンを検討するのも良いかと思います。
一生モノの服選びは単にファッションというだけではなく、ご自身のライフスタイルにも関わってくる事なので「気兼ね無く使えるモノを選ぶ」という事も大切だと考えています。
まとめ:Barbour(バブアー) Bedale(ビデイル) SLジャケットは一生付き合っていきたい相棒!
いかがでしたでしょうか。
私が一生モノとしてずっと付き合っていきたいと考えている、Barbour(バブアー)のBedale(ビデイル) SLジャケットをご紹介しました。
長い歴史と伝統を持ち、世界中で多くの人に愛され続けているBarbour(バブアー)のBedale(ビデイル)ジャケット。
何年もかけて付き合っていく事で、自分だけの1着に仕上がっていくので、「少ない物で、本当のお気に入りにだけを使い続けたい」と考えている人にはうってつけのジャケットですよ。
この記事があなたの一生モノの相棒選びの、少しでも参考になれば嬉しいです(^^)
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