【ソロツーリングのススメ】ひとり旅を楽しむコツと注意点

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砥峰高原とバイク 4.その他
きらく
きらく

こんにちは!
週末の天気が良いだけで走り出したくなるソロツーリング好き、きらくです。

「たまには一人で、気ままにバイクを走らせたい——。」
仕事や家庭に追われる日々の中、ふとそんな気持ちになることはありませんか?

ソロツーリングは、誰にも気を遣わず、自分だけの時間と景色を楽しめる贅沢なひととき

走るルートも、立ち寄る場所も、すべて自分次第。
バイクにまたがり風を切る瞬間、日常のストレスがスッとほどけていく感覚は、何ものにも代えがたい魅力です。

今回は10年以上ソロツーリングを趣味としている経験から「ソロツー」の魅力を整理して、楽しみ方や注意点、始めるためのコツまで詳しく解説します。

「最近バイクの楽しみ方がマンネリかも」と感じているなら、ソロツーリングがその答えになるかもしれませんよ(^^)

ソロツーリング魅力とは?

バイクライフ②

ツーリングと聞くと、仲間と一緒に観光地へ向かって走るイメージが強くありませんか?
週末にツーリングスポットに走りに出かけると、3~6台くらいのバイクが連なって走る光景をよく目にしますよね。

道の駅で談笑している姿や、元気に団体からヤエーされたりすると「マスツーリングも楽しそうだなぁ」とは感じるのですが…
誰にも気を遣わず、自分のペースで走れる“ソロツーリング”には、マスツーリングとはまた違った自由と心地よさがあるんですよね(^^)

ソロツーリングとは、文字通り「ひとりで楽しむバイク旅」。
行き先もルートも休憩のタイミングも、すべて自分の気分次第で決められるツーリングスタイルです。

  • 自分のペースで走れる開放感
  • 思いつきでルートや立ち寄り場所を変更できる自由さ
  • 心が整う「ひとり時間」のリフレッシュ効果

誰かに合わせる必要がないからこそ見えてくる景色や、普段は気付けなかった感動を味わう事ができるんです(^^)

普段、仕事や家庭で周囲に合わせることが多い現代人にとって、バイクと過ごす“自分だけの時間”は、日常のストレスから解放され、心を整える貴重なセルフケアタイムになりますよ。

ソロツーリングを楽しむコツ【5選】

ソロツーリング最大の魅力は、自分のペースで楽しめること。
とはいえ、いきなり自分のペースと言われても、何をすれば良いのか迷ってしまいますよね。

特に初めてのソロツーリングでは、
 「どこで休めばいい?」
 「万が一のときどうする?」
と、不安に感じることもあると思います。

私自身、バイクに乗り始めた頃は安い中古車に乗っていたのでトラブルも多く、遠出する時は「途中でバイクが動かなくなったらどうしよう…」と、不安を感じてましたね…

ですが、基本的なポイントを押さえておけば、誰でも安心してソロツーリングを楽しむことができるんです。

そこでここからは、ソロツーリングをより安全に、自分らしく楽しむための「ちょっとしたコツ」をいくつかご紹介します。

ひとり旅の質をぐっと高めるヒントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)

①まずは短距離から始めよう

バイクのある風景

ソロツーリングを楽しむコツ、1つ目は「まずは短距離から始めること」です。

初めてのソロツーリングでは、まず日帰りが可能な短距離コースから始めるのがおすすめです。
バイクではなくても、車で誰かと一度訪れたことがある場所なんかも良いですね。

例えばSNSなどで見て、行ってみたいとなったツーリングスポットが遠方の場合などは、いきなりソロで行くことはあまりおすすめできないです(^^;)

というのも、長距離ツーリングって心理的にも、肉体的にも疲れやすいんですよね…
私が方向音痴という事もあるのですが、ソロツーリング中に道に迷うと不安を感じますし、焦りなども出てきて体力も消耗してしまいます。

自宅から1〜2時間圏内のルートでも、普段とは違う道を選べば十分に旅気分を味わえますし、景色や寄り道スポットも意外と新鮮に感じられるはずです。

目的地も「ご当地グルメを食べに行く」「展望スポットに寄ってみる」など、気軽な動機でOK。
走ること自体が目的だからこそ、無理に遠くを目指す必要なんてないんです。

まずは「走ることを楽しむ感覚」をつかむことが大切。
自分なりのペースを確認できれば、次回以降のツーリング計画にも余裕が生まれますよ(^^)

②故障・トラブルを防ぐ!ソロツー前のバイク点検

バイクライフ

ソロツーリングを楽しむコツ、2つ目は「ソロツー前にはバイクを点検すること」です。

ソロツーリングでは、何かトラブルがあっても基本的には自分でなんとかする必要があります。
だからこそ、出発前のバイクの点検と装備の準備はとても重要なんです。

自分でバイクの点検をする自信が無い人は、できれば出発前にバイク屋さんで点検してもらった方が良いと思います。
事前点検をしておけば絶対に安全というわけでは無いのですが、バイク屋さんに見てもらっていると心理的にも安心感が違うんですよね。

因みに自分で点検もやりたいという人は、最低限以下の項目は見ておく事をおすすめします。

  • タイヤの空気圧は規定値になっているか
  • チェーンの張り具合は許容範囲内か
  • エンジンオイルの量は規定値が入っているか
  • 前後のブレーキがちゃんと効くか
  • ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプが点灯するか

どの項目も「正常値はどのくらいか」というのが、車種名と合わせて検索して貰えれば出てきますので、ツーリング前にはチェックしてみて下さいね。
例)私の場合は「YB125SP タイヤ空気圧」などで検索

③無理をしないスケジュールを組む

プラン

ソロツーリングを楽しむコツ、3つ目は「無理のないスケジュールを組むこと」です。

特に最初の頃は「どれくらいの時間で」「どこまで行けるのか」が分かり辛いですよね。
自分だけ時間を楽しむはずのソロツーリングでも、スケジュールを詰めすぎてしまうと疲れや焦りに繋がってしまいます。

特に一人で長時間バイクで走っていると、思っている以上に疲れが出てきます。
「お尻が痛い」「身体が固まる」といった肉体的な疲れだけでなく、バイクを運転している時は周囲の交通状況に注意を払っているので、自分が思っている以上に疲れやすいんですよね。

そこで大切なのが、「時間に余裕を持ったスケジュール」を立てること。
例えば「●時までに帰ろう」ではなく、「遅くとも●時までには帰れるルートで組む」といった、ゆとりのある計画が安心です。

また、ナビアプリを使っていると、特に忘れがちなのが休憩時間。
行きたい場所までの距離にもよりますが、ナビで出てくる到着予定時刻にプラスして1時間~1時間30分は多めに見積もっておくことをおすすめします。

時間に余裕を持って走る事ができれば、トラブルや急な天候の変化にも柔軟に対応できるため、結果的に満足度の高いツーリングになりますよ(^^)

④ひとりでも安心できるスポットを選ぶ

針テラス 週末の風景

ソロツーリングを楽しむコツ、4つ目は「ひとりでも安心できるスポットを選ぶこと」です。

ソロツーリングに行こうとすると、まず悩むのが目的地選び。
最初は短距離から始めようとお話しましたが、目的地にするスポットも一人で安心して立ち寄れる場所を選ぶことで、不安やストレスを減らすことができます。

では「ひとりでも安心できるスポット」とは…?
具体的にはツーリングの定番と言われるような、バイク乗りに「人気の道の駅」や「ツーリングロード」、「ライダーズカフェなどの飲食店」をおすすめします。

いきなり峠を攻めたり、酷道はやめておきましょうという事ですね(笑)

個人的に特におすすめなのは、バイク乗りに人気の道の駅
人が多い場所が苦手という人もいるとは思うのですが、人気の道の駅であればトイレや給油、食事などの設備が整っているので、ひとりでフラッと訪れるスポットとして利用しやすいんです(^^)

完全に人の少ない場所ばかりを選ぶよりも、「一人でも安心感のある環境」を意識する事で心にも余裕が持てます。

ソロツーリングだけど、ひとりきりになりすぎない。
そのバランスが、楽しさを保ちつつ安心感にもつながりますよ(^^)

⑤ちょっとしたトラブルへの備えを忘れずに

工具セット

ソロツーリングを楽しむコツ、最後の5つ目は「ちょっとしたトラブルへの備え」です。

バイクに乗っていれば、どんなに気をつけていても「ちょっとしたトラブル」に出くわすことはあります。

特にソロツーリングだと、周囲の人に助けを呼びづらい
実際に使う場面が無い事が一番なのですが、ある程度の物を事前に準備しておくことで、ソロツーリングに行く時の安心感が上がるんです。

因みに私はソロツーリングに行く時は毎回、以下のような物を持つようにしています。

  • 車載工具
  • パンク修理キット
  • ビニールテープ
  • 針金
  • タイラップ
  • レインウェア
  • タオル

項目だけ見ると多く感じると思いますが、容量が5L程度のカバンにも収まる量なので、そこまで荷物としても嵩張りません。

一番嵩張るのはレインウェアなので、収納サイズがコンパクトになるレインウェアを選ぶ事が、荷物を少なくするコツですね。
通勤で使うとかでなければ、アウトドア用のレインウェアが軽量・コンパクトでおすすめです。

また、パンク修理剤・ビニールテープ・針金・タイラップは、トラブルが起きた時に、自分で修理をしない場合は不要です。
代りに万が一バイクがトラブルが起きた際の帰る手段として、ロードサービスへ加入しておく事をおすすめします。

ロードサービスについては別記事でも書いているので、よければ参考にしてみてくださいね。

「何も起きなければそれでいい」
そんな軽い気持ちでも構いません。

備えがあることで、走りに集中でき、よりソロツーリングを自由に楽しむことができるはずですよ(^^)

ソロツーリングの注意点【4選】

自由度が高くバイクの楽しさをダイレクトに味わえるソロツーリングですが、注意点もあります。

それは自由と引き換えに、すべてを自分で判断・対応しなければならないという事。
トラブルや体調不良、道に迷うといった事態も、自分の力で対処していかなければなりません。

そこでここからは、ソロツーリング中によくある落とし穴や、その対策についてお話していきます。

あらかじめ注意点を把握しておくことで、不安やリスクを最小限に抑えることができますよ(^^)

①トラブル時はすべて自力対応

バイク事故

ソロツーリングの注意点、1つ目は「トラブル時はすべて自力対応が必要」という事です。

トラブルへの備えでもお話しましたが、ソロツーリングで一番不安に感じるのはトラブルが起きた時ですね。

私も四国へソロツーリングに行った時、バイクが故障してしまって帰れなくなった経験があります。
その時はレッカーしてもらったので何とか帰宅できましたが、トラックを待っている間の孤独感と不安はできればもう味わいたくないですね(^^;)

参考に私が10年以上のバイク歴の中で、実際に経験したトラブルをご紹介します。
基本的には全て、「ちょっとしたトラブルへの備え」でお話した内容で解決はできますので、よければ参考にしてみてくださいね。

トラブル内容解決策
パンクパンク修理剤を使用
ガス欠最寄りのスタンドまで押して歩きました…
(近くにない場合はレッカー)
バッテリー上がり押し掛けして始動
(始動が難しい場合はレッカー)
クラッチレバーが折れた車載工具のスパナを針金とビニールテープで固定
リアタイヤの脱輪レッカー

②孤独感との付き合い方

バイカー

ソロツーリングの注意点、2つ目は「孤独を感じる場面が少なからずある」という事です。

「自由気ままが最高!」とは言っても、まぁ、孤独感を感じる瞬間はあります(^^;)

個人的には観光地や有名な撮影スポット、人気の飲食店を訪れた時。
バイクから降りて、歩いて行動する時に感じやすい気がしますね。

私自身はひとり時間が好きなので普段は気にならないのですが、周りが団体ばかりの所に行くと孤独というか、気まずさみたいなモノを感じる事があるんです。

まぁ、これはすぐ慣れます(笑)

大切なのは、「孤独=悪いもの」と決めつけないこと。
自分なりの楽しみ方を見つけることで、ひとりの時間は「落ち着けるひととき」に変わります。

ちなみに私のおすすめは、積極的に寄り道をする事です。
人気観光地や定番スポットも、道を一筋帰るだけで穴場スポットに変わったりします。

誰にも合わせる必要がないソロツーリングだからこそ、
「あれはなんだろう?」
「こっちに行くと何があるんだろう?」
こうした自分が率直に感じた気持ちを大切にできれば、ソロツーリングをより楽しむ事ができますよ(^^)

③通信が不安定な場所もある

小豆島スポット「寒霞渓スカイライン」

ソロツーリングの注意点、3つ目は「スマホの通信が不安定な場所は注意する」という事です。

バイクで走って楽しい道は峠だったり展望スポットだったりと、市街地から離れている場所が多いです。

こんな時に注意して欲しいのが、スマホの電波状況。
今は山間部などでも圏外になる事は少ないですが、ソロツーリング中にスマホが使えなくなる環境は不安を感じます。

地図が表示されなかったり、ナビが止まったりすると、ルートを見失ってしまったり焦りにつながる可能性も出てきます。

こうしたトラブルを防ぐには、出発前にある程度はルートを確認しておく事がおすすめ。
何もストリートビューで道を確認したり、ナビ無しで辿り着けるように覚える必要はありません。

私がよくやっているのは、「目的までに〇〇号線を通って、〇〇号線を走る」という事だけを確認するようにしています。

山間部でも道路標識はあるので自分が今、何号線を走っているのかは確認できます。
仮に山間部でナビが使えず道に迷ってしまった場合であっても、道路標識にはどのルートを進めば何号線に出るのか書いてありますので、ひとまず見た覚えのある道を目指すわけです。

また、通信が不安定といっても、ずっと圏外が続くわけではありません。
電波が入る住宅地や施設に出られれば、路肩に停めてあらためてナビを確認すればいいんです。

危険なのは、進む方向に迷っている状態が長く続く事。
この状態でバイクを運転していると、不安や焦りで注意力が下がり危険なんですよね。

「ひとまず〇号線に出る」というだけでも進む方向を決める事ができれば、不安や焦りは軽減されますので、道に迷ってナビも使えない時は試してみてくださいね(^^)

④防犯・盗難対策を怠らない

バイクファッション

ソロツーリングの注意点、最後の4つ目は「バイクから離れる時の防犯・盗難対策」です。

これはあまり考えたくない事ですが、自分ひとりで出かけるソロツーリングでは意識しておいて欲しいポイントです。

コンビニで休憩したり、道の駅や展望スポットに到着した時など、ソロツーリング中はバイクから離れる場面が度々発生します。
こういう時、必ずロックを忘れないようにして欲しいんです。

具体的には、

  • バイクのハンドルロック
  • ヘルメットホルダーのロック
  • ナビで使ったスマホの取り外し
  • 簡単に外せるなら、ETCやドラレコ

最低限、これらについてはバイクから離れる時やっておいて欲しいです。

ツーリング先は地元ではないため、治安やバイクへの関心の高さが分かりません。
私自身も過去に、ロックをせずハンドルにかけておいたヘルメットを。盗まれてしまった経験があります…

泥棒がいるなんて考えたくはありませんが、ソロツーリングは「あまり知らない土地に、自分ひとり」という状況になりやすいので、防犯対策には注意が必要なんです。

正直、毎回は面倒に感じる事もあると思います。
しかし「大丈夫だろう」ではなく「対策しておいて良かった」と思える行動が、ツーリング全体の安心感を支えてくれますので、是非実践してみてくださいね。

まとめ:一人だからこそ味わえるソロツーリングの魅力

琵琶湖の桜とバイク

今回は私も長年つづけている最高のひとり時間、ソロツーリングについてお話しました。

ソロツーリングは、すべてを自分で決め、自分のペースで走れるバイク旅です。
自由の裏には責任や不安もありますが、それを乗り越えた先には、仲間とのツーリングでは得られない静かな充実感があります。

誰にも急かされず、好きな道を選び、思うままに立ち止まる。
その一つひとつが、自分自身と向き合う大切な時間になります。

もちろん注意すべきことはたくさんありますが、しっかり準備すれば、その分だけ安心して走ることができるはず。
そして、トラブルを乗り越えた経験さえも、あとで振り返れば旅の一部として深く心に残るものになりますよ。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
この記事があなたのバイクライフに、少しでも役に立てば嬉しいです(^^)

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